【解説&要約】『アイデアのつくり方』ジェームズ・W・ヤング【メンタリストDaiGo推薦】

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【解説&要約】『アイデアのつくり方』ジェームズ・W・ヤング【メンタリストDaiGo推薦】

今回は、ジェームス・ウェブ・ヤングさんの『アイデアのつくり方』という本を紹介します!

この本は、メンタリストDaiGoさんがYouTubeでオススメしており、なんと動画終了後にAmazonの売り上げランキングベスト3にランクインするほど爆発的に売れています。

原書は1940年に出版されており、日本では翻訳本が1988年に出版されました。

みなさんは、何か画期的なアイディアを生みたいと思ったことはありませんか?

本書を読めば、アイディアをつくるための方法を習得することができます。

何かを習得するためには、そのことについての「原理」と「方法」を知る必要があり、それはアイディアについても同様です。

今回の内容は次のとおりです。

 

  1. アイディアをつくるため2つの原理
  2. アイディアをつくるための5つの手順

 

アイディアをつくるため2つの原理

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まず、アイディアの原理1つ目は、次のとおりです!

「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということ」ー本書p.28より

つまり、アイディアは、元々ある何かと何かを組み合わせることであると言えます。

これは、アイディアに関することで1番大切なことです。

そして、アイディアの原理2つ目は、「何かと何かを組み合わせるには、その組み合わせるもの同士の関連性を見つける必要がある」ということです。

このように、あるモノとあるモノの間に類似点を見つけたり、新しいアイディアを生み出すための方法を「アナロジー(類推)」と言います。

例えば、お寿司屋さんとビールのベルトコンベアを組み合わせて回転寿司をつくるといったものが挙げられます。

アナロジーについてもっと詳しく知りたい方は『具体と抽象』という本の14章 アナロジー~パクリとアイディアの違い~(p.86~)を読んでみてください。

また、「具体と抽象」については以前に紹介しているので、興味がある方は下記の関連記事または関連動画をご覧ください!

【細谷功一『具体と抽象』】

関連記事:ブログで読む

関連動画:YouTubeで観る

話を戻して、アイディアをつくるための原理を簡単にまとめると次のようになります。

  • 何かと何かを組み合わせる
  • 何かと何かの共通点を見つける

アイディアをつくるための5つの手順

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続いて、どのようにアイディアを作るのか、その具体的な方法を5段階に分けて紹介しています!

その5段階とは次のとおりです。

 

  • データを集める
  • データを咀嚼する
  • データを組み合わせる
  • 全てを放棄→アイディア誕生!
  • アイディアの具体化

 

順番に説明していきます。

 

データを集める

初めに、1段階目の「データを集める」から説明します!

まず、ものをつくる時、そもそも材料がなければ作れません。

なので、データを集めて知識を増やす必要があります。

本書では、身につけるべき2種類の知識が紹介されていました。

1つ目は、すぐ使える知識です。

例えば、お寿司屋さんで働いている場合は、お寿司に関することやお店の収益を増やす方法などが挙げられます。

つまり、当面の課題を解決するための知識とも言えます。

そして、もう1つが、一般的な知識です。

例えば、お寿司に関する自分の専門を掘り下げるだけでは、良いアイディアが生まれないことがあります。

いくら考えても、効率良く収益を上げる方法が思いつくわけではありません。

仕事の生き抜きとして、大好きなビールの工場見学に行き、ベルトコンベアをぼんやりと眺めることで閃くこともあります。

どの知識がアイディアに結び付くかわからないので、幅広い知識を持っていると有利であると言えます。

以上が、1段階目の「データを集める」です。

データの咀嚼

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続いて、2段階目の「データの咀嚼」について説明します!

咀嚼というのは、先程集めたお寿司やビール工場についての知識を掘り下げたり、色々な角度から自分の中にある知識を眺めたりすることです。

データを組み合わせる

続いて3段回目「データを組み合わせる」ことです!

先程、色々な角度から眺め咀嚼したデータの中から関連性があるものを探し出します

例えば、お寿司屋さんとビール工場に、最小限のスタッフでより多くの収益を生み出すヒントはないかなどです。

頭の中で弄り回してもうまくいかない場合は、知識の断片をカードに書いて、並べることをオススメしています。

もしこの段階で、不完全ではあっても何かを思いついたらメモしてください。

これがアイディアの前兆となります。

カードをいくら並べかえても全くアイディアが出なくなったら、次の段階へと進みます。

全てを放棄

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それが、4段階目の「全てを放棄」です!

新しい発想は、じっくり考えている時よりも、リラックスしている時の方が生まれやすいことが分かっています。

ずっと考えていたことの解決策が、シャワーを浴びている時や寝る直前に思いたという経験をしたことはありませんか?

このように、アイディアというのは、音楽を聴いていたり小説を読んでいたり、脳の緊張が緩んでいる時に、急に降りてきます。

なので、データを集め、深堀りし、色々組み合わせた後は、「全てを放棄」して別のことをやります。

そして、ある時急に、お寿司屋さんとビール工場で見たベルトコンベアを組み合わせた、回転寿司のアイディアが生まれたとします。

アイディアの具体化

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そこで、最終段階の「アイディアの具体化」へと進みます!

先程、思いついたアイディアをいよいよ現実の世界へと連れ出す必要があります。

当初素晴らしいと思っていたアイディアが、この段階で実は全然大したことはないことに気づくと著者は述べています。

そのアイディアを現実の過酷な条件に適合させるためには、色々と手を加えなければなりません。

この段階までやってきて、急に自分のアイディアに自信がなくなり、胸の奥にしまい込みたくなるかもしれません。

本書では、弱気になる気持ちを防ぐための方法が1つ紹介されています。

それは、理解ある人から意見をもらうことです。

もし、あなたのアイディアを聞いて刺激を受ける人がいれば、その人たちは手を貸してくれるため、自分では見落としていたそのアイディアが持つ可能性に気づかせてくれます。

以上がアイディアを作るための全過程となります。

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まとめ

本書は、1冊100ページの本なので、サクッと読むことができます。

本書の帯には「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」と書かれており、まさに一生使える思考法だと言えます!

アイディアを作るためのエッセンスが必要十分に詰まった1冊です。

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