余裕がなくなると頭が悪くなる!?┃勝間和代『勝間式超コントロール思考』

実用書
スポンサーリンク

余裕がなくなると頭が悪くなる!?┃勝間和代『勝間式超コントロール思考』

サカキ
サカキ

ブロガー兼VTuberのサカキです!今回は、経済評論家である勝間和代さんの『勝間式超コントロール思考』という本を紹介します!

本書は、次のような章で構成されています。

  • 序 章 なぜ、超コントロール思考が必要か?
  • 第1章 仕事をコントロールする
  • 第2章 お金をコントロールする
  • 第3章 健康をコントロールする
  • 第4章 人間関係をコントロールする
  • 第5章 家事をコントロールする
  • 第6章 娯楽をコントロールする

今回は、序章と第1章~第4章の要点を絞って紹介します。

 

第1章~第4章の「仕事・お金・健康・人間関係」というのは、人が悩みを抱えやすい4大テーマです。

 

メンタリストDaiGoさんの『人を操る禁断の文章術』という本では、人の悩みの9割を占める「HARMの法則」というのが紹介されていました。

▼メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』

関連記事:ブログで読む

関連動画:YouTubeで観る

 

HARMの頭文字をとると、次のようになります。

  • H(Health):健康
  • A(Ambition):将来・夢・キャリア(仕事)
  • R(Relation):人間関係
  • M(Money):お金

順番は違いますが、HARMは第1章から第4章の内容にあてはまります。

つまり、人生の悩みを減らすには、「仕事・お金・健康・人間関係」の4つをコントロールできるようになる必要があるということです。

序 章 なぜ、超コントロール思考が必要か?

f:id:ke1Q84:20190302150009j:plain

まず、序章の「なぜ、超コントロール思考が必要か?」を説明する前に、本書のタイトルにも入っている「コントロール」の定義を紹介します。

コントロールという言葉に対して「他人を自分の思い通りに支配する」といったネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、本書では、「コントロール」を次のように定義しています。

「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら、自分のイメージ通りに物事を進める方法」ー本書p.2より

つまり、自分の思い通りに他人を操るわけではなく、お互いが気落ち良く生きるための方法であると言えます。

なので、「超コントロール思考」が身につくと「自分も相手も得する結果を生み出せる」ようになるということです。

では、具体的にどのようなことをすればよいのかについて、第1章から順に説明します。

第1章 仕事をコントロールする

f:id:ke1Q84:20190322211949j:plain

仕事を最適化する上で、最も重要なことは「裁量権をいかに確保するか」であると述べています。

具体的な方法として、上司が担当している仕事を一つずつとっていき「徐々に自分の裁量権を広げる」ことが挙げられます。

上司の指示に従ってやる仕事というのは、どうしても「やらされている感」が出るので、満足度が下がってしまいます。

それよりも、自分の仕事として主体的にデザインした方が、仕事がやりやすくなります。

また、自分から率先して仕事を行うことで、社内での評価も上がるため、一石二鳥であると言えます。

しかし、ここで1つ注意すべきポイントがあります。

それは「余裕をもつこと」です。

ハーバード大学の研究で、気持ちや時間、お金に適度な余裕がなくなると、色々なことのコントロールが上手くいかなくなることに加えて、頭も悪くなることが分かっています。

上司から仕事をもらい過ぎて自分の心に余裕がなくなってしまっては元も子もありません。

なので、2~3割程度の余裕を確保しましょう。

そのためには、無駄な仕事を減らし、いかに効率を上げるかが大切です。

第2章 お金をコントロールする

f:id:ke1Q84:20190406100213j:plain

多くの人は、お金に不自由のない暮らしがしたいと望んでいると思います。

1番良いのは、いくら使ってもお金が無くならないことですが、それは非現実的です。

現実的な目標としては、日常的に生活する範囲でお金に対する不安をなくし、将来的に資産が増えていく状態にすることであると言えます。

それを可能にする方法は「収入の7~8割で生活する」ことです。

これは、第1章の「仕事のコントロール」とも共通することですが、お金に関しても2~3割程度の余裕を持つ必要があります。

具体的には、収入が40万の方は32万円で、20万の方は16万円で生活するということです。

仕事でもお金でも、ある程度、余裕を持つことで初めて自分でコントロールできるようになります。

本書では、具体的に次の項目のことができていれば、必要以上に生活にお金がかかることはないと述べています。

・家賃を手取の20~25%で抑える

・お酒、たばこ、ギャンブルなど依存性があるものに手を出さない

・外食を減らし、自炊する

・衝動買いをしない

・支出の内訳に目を通す

以前に、泉正人さんの『お金原論』の記事でも説明しましたが、お金の使い方は、自分を映し出す鏡であるため、人生を変えるためには、お金の使い方を変える必要があります。

この記事では、お金の無駄遣いを引き起こす「お金の生活習慣病」を5つ紹介しています。

興味がある方は下記の関連記事または関連動画をご覧ください。

▼泉正人『お金原論』

関連記事:ブログで読む

関連動画:YouTubeで観る

第3章 健康をコントロールする

f:id:ke1Q84:20190501101904j:plain

続いて、第3章「健康をコントロールする方法」を紹介します!

勝間さんは、「健康は幸せの土台ともいえる最重要の要素」であると述べています。

たしかに、いくら仕事がうまくいきお金があったとしても、健康でなければ幸せを感じることができません。

また、勝間さん自身が健康について最も意識していることは「自分の意思の力を全く信用しないこと」だそうです。

自分の意思が強くないことをよく知っているから、意思を必要としない環境づくりが大切であるということです。

例えば、アルコールについて、世界的な医学雑誌「ランセット」によると、592の研究を統合した結果、一番健康的なのは「1日0杯」であることが分かったようです。

自分が健康でいるためには飲酒を控える必要があります。

しかし、すぐにやめるというのは現実的ではありません。

そこで、勝間さんがオススメしている方法は、自宅にお酒を置かないことと周りからお酒を飲む人を減らすことです。

お酒だけでなく、中毒性のあるものを避け、自分の人生をコントロールするためには、自分の周りの環境を変えることが1番だということです。

第4章 人間関係をコントロールする

f:id:ke1Q84:20190418113609j:plain

最後に、第4章 「人間関係をコントロール」する方法を紹介します!

この章で1番印象的だったことは、勝間さんが「GIVEの5乗」を実践しているということです。

GIVEというのは、ギブ&テイクのギブです。

「自分が親切になれる場面では、余裕がある限りなんでもやっておこう」という精神で人間関係を築いているそうです。

そして、GIVEの5乗というのは、「GIVE&GIVE&GIVE&GIVE&GIVE」ということです。

直接GIVEをした相手からテイクできなくても良いと考えることで、人間関係が楽になったそうです。

スコットランドでのある研究によると、人は誰かに親切にすることで幸せホルモンが分泌され、、また、心臓や血管が強くなったり、老化の進行が緩やかになるといった効果が分かっています。

また、平成最後の日である4月30日に放送されたメンタリストDaiGoさんの動画でも、職場を働きやすい職場環境にするには、「同僚に親切にしまくる」ことが大事であると紹介されていました。

さらに、DaiGoさんの『超人脈術』という本で紹介されていた、アメリカのペンシルベニア大学の研究でも、ギブする人が最も成功しやすいことが分かっているようです。

この研究ではGIVEする方法として「5分ルール」というものが紹介されていました。

それは、5分以内にできることがあればすぐにやるというルールに基づいて行動することで、自分にとって負担とならずに相手に親切にできるという方法です。

▼メンタリストDaiGo『超人脈術』

関連記事:ブログで読む

関連動画:YouTubeで観る

人にGIVEすることで、

・幸福を感じられる

・健康になる

・働きやすくなる

・成功する

など、さまざまメリットがあるので是非実践してみてください!

カテゴリー
【関連記事】

<script><noscript><img src=

<script><noscript><img src=

実用書話題書
サカキをフォローする
読書シンドローム

コメント

タイトルとURLをコピーしました