【速読法】佐藤優『読書の技法』┃メンタリストDaiGoおすすめの速読本!
今回は、メンタリストDaiGoさん激推しの『読書の技法』という本を元に、正しい速読法について紹介します。
この記事の内容は次のとおりです。
- 佐藤優さんの読書量
- 速読をする目的
- 2つの速読法
1.佐藤優さんの読書量:500冊!?
まずは、本書『読書の技法』の著者 佐藤 優さんの読書量を紹介します!
先に結論から言いますと、なんと500冊です!
これは年間ではなく、一ヶ月の読書量です。
最低でも月に300冊読んでいるということなので、1年で換算すると3600冊になります。
このような超読書家である佐藤 優さんが語る「速読をする目的」を紹介します。
それは、「読まなくても良い本をはじき出すため」です。
一生に読める本の数は限られているので、速読によって読むべき本を選り分ける必要があります。
つまり、速読は熟読する価値のある本を見つけるための作業であるということです。
突然ですが、クイズです!
先程、佐藤 優さんは、1ヶ月で最低でも300冊本を読んでいると紹介しましたが、その中で熟読している本は何冊くらいでしょうか?
A.約5冊
B.約15冊
C.約150冊
答えはこの下↓
正解は「A.5冊」です!
少し意外ではないでしょうか?
私は、1ヶ月で300冊読める人であれば、月に15冊くらいは熟読できるのかと思いました。
標準的なビジネスパーソンでも、凄く時間のかかる本を除くと、熟読できる本は月に6~10冊程度であると、佐藤 優さんは述べています。
つまり、年間で最大120冊、30年間でも3600冊となります。
3600冊と聞くと、膨大な量に聞こえるかもしれませんが、良書と呼ばれる本は、一生で読み切れない程あります。
人間が一生で読むことができる本の数は限られているため、読む必要のある本を探し出すために「速読」が必要であるということです。
2.速読をする目的
今回の本題である「速読法」の説明に入りたいと思います!
みなさんは、速読法に対してどのようなイメージを持っていますか?
本屋さんでも、「1ページ1秒で読めて、内容を全て記憶できる」といった速読本がベストセラーに入っているのをよく目にします。
それだけ、多くの人が速読をしたいと願っており、そのような本を買う人が多いということです。
しかし、速読をすると「誤読」が増えることが、研究によって明らかになっています。
まして、内容を全てを記憶するなんて不可能です。
よって、世の中に出回っているほとんどの速読本の内容は「ウソ」であることが分かります。
本書の著者である佐藤 優さんも、速読について以下のように述べています。
「その本に書かれている内容についての基礎知識がなければ、そもそも読書にならず、指で本のページをめくっているにすぎない」
ー『読書の技法』p.27より
つまり、自分がよく知っている分野の本でないと速読はできないということですね。
よくよく考えてみると当たり前で、初めて勉強するジャンルの本のページをぱらぱらめくっても、頭に入るわけがありません。
知っている内容を読み飛ばし、自分の知らない部分を丁寧に読むというのが、正しい速読法となります。
3.2つの速読法:「超速読」と「普通の速読」
ここで、佐藤 優さんが実践している2つの速読法を紹介します!
その速読法は「超速読」と「普通の速読」に分けられます。
「超速読」:400ページ程度の本を5分で読む
「普通の速読」: 〃 30分かけて読む
「超速読」は、本を次の3種類に分けるために使います。
- 熟読する必要がある本
- 普通の速読をする本
- 超速読にとどめる本
つまり、「超速読」は熟読する必要があるのかを見極めるための「試し読み」であると言えます。
「超速読」の方法
続いて、「超速読」の方法を説明します。
「超速読」は、5分で1冊を読む方法で、目的は2つあります。
1つが、本全体の印象をつかむことで、もう1つが自分の読むべき箇所の当たりをつけることです
「超速読」の方法は以下のとおりです。
【超速読の方法】
①序文の最初の1ページと目次を読み、あとはひたすらページをめくる
※ビジネス書では、ページ全体を見ず、太文字などで強調されている箇所を追う
②気になる言葉があれば、あとで分かるようにシャーペンでチェックし、フセンを貼るor本の端を折る
③本の結論が書かれている最後のページを読む
以上が、「超速読」の方法です。
佐藤優さんは、シャーペンで印をつけるため、超速読をする本でも必ず購入しているようです。
しかし、お金に余力がない方は、超速読で済ます本をムリに買わなくても良いと思います。
私は、超速読を本屋さんで本を選ぶ時に使っており、気になった本にザっと目を通して、本当に欲しいと思った本のみを購入しています。
「普通の速読」の方法
続いて、本1冊を30分程度で読む「普通の速読」の方法を紹介します。
「普通の速読」において大切なポイントは2つあります。
1つ目は、本の内容を100%理解しようとする「完璧主義」を捨てることです、
「時間は有限」であり、速読が熟読よりも効果が薄いことを忘れてはいけません。
ポイント2つ目は、その本から得る「目的を明確にする」ことです。
例えば、本書では、以下のような内容が書かれています。
・熟読法
・速読法
・読書ノートの作り方
・教科書と参考書の使い方
・小説、マンガの読み方
この内容を全てしっかり読むと4時間程かかってしまいます。
なので、本書を速読するためには、「この本から速読法を学びたい」というように目的を絞ります。
娯楽の読書であれば問題ありませんが、効率的に情報を収集するためには、その本から何を得るかを明確にする必要があります。
例えると、新聞やネット検索を使った情報収集に近い方法であると言えます。
私は、堀江貴文さんや西村ひろゆきさん、メンタリストDaiGoさんなど、何冊も読んでいる人の本は「普通の速読」で読んでいます。
というのも、本によっては内容が被っているので、新しい情報だけをピックアップするという感じです。
まとめ
今回の内容をまとめます!
- 速読をするには「よく知っている内容」であることが大前提
- 速読には「超速読」と「普通の速読」の2種類ある
- 「超速読」によって「熟読する本」「普通の速読」「超速読でとどめる」本に分ける
- 「普通の速読」は、目的意識を持って読むことが大切
本書『読書の技法』を読めば、メンタリストDaiGoさんが「速読に関する本はこれだけ読んでおけばいい!」という理由が理解できると思います!
私自身も、目の筋肉を鍛えるとか、ページを一生懸命めくれば内容が頭に入ると言った、科学的根拠のない「速読本」を何冊か読んだことがあります。
しかし、全く効果がなく、お金と時間をムダにしました。
本を速く読みたいと思っている方も、魔法は存在しませんので、速読本を読むのは最小限にして、読みたい本にお金と時間を使うことをオススメします!
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