【北大合格者が語る】勉強のモチベーションを維持する秘訣~大切なのは目標の設定方法!?~
今回は、大学受験における勉強のモチベーションを維持する秘訣を紹介します。
今まで全く勉強をしてこなかった人が、勉強のモチベーションについて話しても全然説得力がないと思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。
高2から受験勉強!?
私は、タイトルにもありますように、北海道大学を卒業しています。
北大以上を目指している人でなければ、北大卒と聞くと、「頭の出来が違う」とか「もとから頭が良かったのではないか」と思う方もいるかと思います。
しかし、私はお世辞にも頭が良い方ではありませんでした。
その証拠に大学の受験勉強に2年時間を費やしています。
その2年というのは、高校3年生から勉強を始めて、1年浪人したのではなく、高校2年生から北大を目指して、受験勉強を始めました。
なぜ、高校2年生から勉強を始めたのかというと、自分でも、自分の頭が良くないことが分かっており、時間をかけないと受からないことが明確だったからです。
気づけば学年280位/320人中
というのは、僕は高校に入学してからは小説とマンガに明け暮れてた毎日を送っており、入学当初学年320人中203位だった順位が、気づいた時には、学年280位になっていました。
僕が通っていた高校では、例年、北大の合格者は、毎年20人弱でしたので、今のままでは受かるはずがない、そして、今からやっても間に合うかどうかも微妙でした。
なので、必死こいて勉強をして、2年生のうちに学年順位を1桁にまで上げることができて、3年生になってからも学年順位20位以内をキープしていました。
そしてなんとか北大に合格することができました。
しかも、前期は見事に落ちて、後期の試験で受かったので本当にギリギリでした。
頭の良い人であれば、1年もあれば受かる人もいますし、中には、部活を引退してから受験勉強を始めて合格する人もいます。
自慢ではありませんが、今の話で僕がそんなに頭が良くないことを分かっていただけたと思います。
なので、今回の記事は、頭の良い人のためではなく、「今から勉強始めて間に合うの?」と周りから心配されている人のために書きました。
実際、僕は高校2年生の時に、「北大行きたい!」と親に伝えると鼻で笑われました。
両親2人とも高卒で、自分の子どもが北大に行けるはずがないと思っていたと、後から言われました。
モチベーションを維持する方法:目標の設定+実行
それでは、なぜ、元々頭が良くもなかった僕が、北大に合格できたのか、そしてどうやって2年間も勉強のモチベーションを維持できたのかについて説明していきたいと思います。
勉強のモチベーションを維持するポイントは、「目標の設定」とそれを「実行すること」の2つです。
目標を設定しても、実行できなかったら意味がありませんし、実行したとしても、ゴールと真逆の方向に進んでいては意味がありません。
このことは、受験勉強に限らず、あらゆることに共通することでもあります。
では、具体的に、どのように目標を立てて実行すればいいのかというと、次の3つのステップを踏む必要があります。
そのステップとは、以下の通りです。
1.現時点で達成が困難である目標を立てる
2.情報収集
3.ひたすら勉強する
それでは、この3つの手順について、具体的に説明していきたいと思います。
ちなみに、今回紹介する目標設定の考え方は、苫米地英人さんの著書『夢が勝手に叶う脳』を参考にさせていただいております。
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ステップ1:現時点で達成が困難である目標を立てる
まずはステップ1、「現時点で達成が困難である目標を立てる」ことについて説明します。
なぜ、達成困難な目標にする必要があるのか、疑問に思った方がいるかと思います。
それは、もし、「このままのペースで頑張ればいけるだろう」くらいの目標であれば、努力をしなくなるからです。
なので、「このままではムリ」というレベルの目標を立ててください。
現状を維持しているだけでは達成できないのであれば、やるしかないと思えるはずです。
ステップ2:情報収集
続いてステップ2の「情報収集」ついて説明します。
先程、ステップ1で、「あの憧れている大学へ行きたい」と目標を立てたことで、勉強へのモチベーションが上がっていると思います。
しかし、せっかく目標を立てても、何をすればいいか分からなかったら、どんどんモチベーションが下がっていきます。
なので、モチベーションが下がる前に、大学受験というラスボスを倒すための情報を集める必要があります。
例えば、ポケモンを例に出すと、ジムリーダーがゴーストタイプのポケモンを使うのに、こっちが地面タイプのポケモンで戦っていては、どんなにレベルを上げても勝てません。
それと同じで、自分が行きたい大学を合格するには
どの教科が出題されるのか
どのくらいのレベルの問題が出題されるのか
を知る必要があります。
例えば、数ⅢCの問題が出題されないのに、そこにエネルギーを注ぐのは非常に効率が悪いです。
なので、間違った方向に進まないために、まずは過去問などを見て出題範囲と出題傾向を把握する必要があります。
ステップ3:ひたすら勉強する
そして、ステップ3つ目、過去問などを見て敵がわかれば、後はひたすら勉強するだけです。
過去問を見れば、今の自分に何が足りていないのかが分かると思います。
もし、過去問を見てイミフメイな問題があるとしたら、その分野の基礎が固まっていないということなので、基礎からコツコツ勉強してください。
ステップ1で、目標は達成困難な方が良いと言いましたが、問題を解くときは、自分のレベルに合っているものを選んでください。
初めのうちは、少し簡単と思えるくらいのレベルの問題を解いて、軌道に乗ってから少し難しい問題に挑戦してください。
いきなり難しい問題にとりかかると、勉強が嫌になる可能性があります。
なので、まずは、問題が解ける楽しさを知ることが大切です。
問題が解けるという成功体験を繰り返してるうちにどんどん勉強が楽しくなるはずです。
結局、モチベーションを維持するには、楽しむことが一番です。
人間は、嫌なことは続きません。
なので、どのように勉強すれば自分は楽しめるのかを見つけられたら、その人は勉強を継続することができます。
そして、勉強することが当たり前という習慣が身につけば、モチベーションなんて気にする必要はなくなります。
勉強を習慣化できたら勝ち確定
質問です。
みなさんは、どうやって歯を毎日磨くモチベーションを維持していますか?
この質問には、モチベーションどうのこうのじゃなくて「習慣だから」と答えると思います。
勉強も歯磨きと同じように、「習慣」にしてしまえば勝ちです。
中には、学校の授業がつまらないばっかりに、「勉強が=つまらないもの」だと思っている方も多いかと思います。
しかし、本来、知らないことを知ることや、できなかったことができるようになることのは、楽しいことであるはずです。
初めはできないのが当たり前なので、高校3年生で、1年生の問題が解けなくても全然恥ずかしいことではありません。
高校1年生の時点から大学受験を見越して勉強している人はそれほど多くはありませんし、1度勉強してもすぐ忘れてしまうのは当たり前です。
そして、忘れたらまた思い出せば良いだけです。
今回は、勉強のモチベーションを維持する方法として、目標の設定方法と実行する方法について説明しました。
受験生のみなさん、受験勉強頑張ってください!
大変だとは思いますが、受験の努力は決して無駄にはなりません。
受験勉強を頑張るということは、それだけで価値があります。
中には「受験勉強よりも大切なことがある」という人もいます。
実際、勉強よりも大切なことはあります。
しかし、大抵このようなことを言う人たちは、勉強よりも大切なことをしていない場合が多いです。
勉強に集中することは悪いことではありません。
周りの声に惑わされないで、自分を信じてください。
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