アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」あらすじ・感想
「PSYCHO-PASS サイコパス」は、私が最も好きなアニメのうちの一つです。世界観、設定がすごく面白いんです。
近未来の管理社会が舞台で、この世界では、頭のおかしさ=犯罪を起こす可能性を数値化するシステムが確立してします。その数値をサイコパス係数といいます。
そのシステムは、日本中に張り巡らされており、罪を犯そうとする等よくない感情を持つ(=アニメの中ではサイコパスが濁ると表現されています)だけで、実際に犯していなくても捕まってしまいます。
学校や会社でも、定期的に検査があり、サイコパス係数が基準値を越えると、刑務所行きです。なかなかヤバメの社会ですよね。笑
私は、この設定だけでもっていかれました。
このシステムのおかげで、犯罪を未然に防ぐことができ、ある意味世の中は平和になったといえます。
しかし、その一方で、犯罪を企てるだけで、システムの悪口を言うだけで捕まってしまうので、自由は奪われてしまっています。どの時代でも、自由と平和は永遠テーマですね。
このアニメは、自由とは何か、平和とは何かと問いかける哲学的な要素もあり、大人が見ても十分楽しめる内容となっています。
主人公は、公安局に配属されたばかりの女性刑事で、システムに多少の疑問を感じながらも、そのシステムのおかげで世の中はよくなっていると信じ、前向きに職務に励んでいます。
しかし、ある時、いくら罪を犯しても、そのシステムに引っかからない免罪体質者が現れます。その敵もすごく知的で魅力的なんです。
なぜ、システムは免罪体質者の罪を見逃すのかと、システムに疑いを持ち始めた主人公はシステムの真相を突き止め、システムと免罪体質者の間に隠された真実を知り驚愕します。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス]のキャラクターの絵は、「家庭教師ヒットマンREBORN!」で有名な天野明先生が担当していて、敵も味方もすごくかっこよく描かれています。
「EGOIST」というアーティストを知っていますか?
歌もすごくよく、特に1期エンディングで「EGOIST」が歌っている「名前のない怪物」が好きで、このアニメで初めて「EGOIST」というアーティストを知りました。
そして、「EGOIST」の作詞作曲がなんと「君の知らない物語」でお馴染みのryoさんが担当していました。化物語の「君の知らない物語」すごくいいですよね。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス]は、ストーリーが素晴らしいのはもちろん、絵や歌も、シリアスなストーリーにマッチしていて、その相乗効果によって、完成度の高い高級感の溢れる作品となっています。
アニメは子供が見るものだと思っている方、ディストピア(ユートピアの反対の意味で、管理されすぎた社会のこと)ものが好きな方は、ぜひ見てみてください。
この作品をきっかけに、アニメにはまる大人もいるのではないでしょうか?
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