【要約】茂木健一郎『脳を活かす勉強法』~勉強のモチベーションを上げる方法~

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茂木健一郎『脳を活かす勉強法』

サカキ
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こんにちは、ブロガー兼 VTuberのサカキです!

 

今回は、脳科学者である茂木健一郎さんの『脳を活かす勉強法』という本の内容を紹介します。

 

みなさんは、どうせ勉強をするなら、楽しく学びたいと思ったことはありませんか?

 

本書では、脳を喜ばせて、学習そのものを楽しめるようになる「学びの習慣」の身につけ方が紹介されています。

 

以前紹介した『脳を最適化すれば能力は2倍になる』という本では、7つのホルモンが登場し、それぞれのホルモンの特徴に合うエヴァンゲリオンのキャラクターを紹介しました。

 

本書では、その中でモチベーションホルモンである「ドーパミン」に焦点を当てています。

 

ちなみに、「ドーパミン」はエヴァンゲリオンのキャラクターでいうと、エヴァに乗りたくてしょうがないアスカでした。

 

もし、『脳を最適化すれば能力は2倍になる』について詳しく知りたいという方は、下記の詳細をご覧ください。

▼樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる』

関連記事:ブログで読む

 

今回の内容はこちらです。

  1. 「ドーパミン」による「強化学習」
  2. 「タイムプレッシャー」で脳の持続力を鍛える
  3. 「フロー状態」に入り「集中力」を身につける

YouTubeで観たい方はこちら

1.「ドーパミン」による「強化学習」

まず、ドーパミンによる「強化学習」について説明します。

 

ドーパミンは、「快楽」を生み出すホルモンです。

 

例えば、この写真のように、「一生懸命考えていた問題がやっと解けた」といった報酬が得られた時に、ドーパミンが分泌されて、ヒトは大きな喜びを感じるようになっています。

 

人間の脳は、ドーパミンが分泌された時の行動を記憶し、その快感を再現しようとするようです。

 

そして、その快感を得るために、2回、3回と繰り返し続けていくたびに、その行動が上達します。

 

以上が、脳を強化する学習のメカニズムです。

 

このサイクルを「強化学習」と言い、「脳を活かす勉強法」の一つ目の極意となります。

 

今、説明したドーパミンによる「強化学習」のサイクルを回すことで、人間の脳は年齢に関係なく飛躍的な成長を遂げられるということです。

 

この「強化学習」を行う上で、注意すべきことがあります。

 

それは、「できると分かっていることをやっても脳は喜ばない」ということです。

 

できるかどうかが分からないことを達成した時に、ドーパミンが分泌されて喜びを得ることができます。

 

困難であれば困難であるほど、それを達成した後の喜びは大きく、より強化されるということです。

 

こちらの本では、今の内容が分かりやすく説明されている絵があったので紹介します。

 

まず1枚目は、飛べると分かっているハードルを飛んだ時の絵です。

 

このように、できることをやってもドーパミンはちょっとしか出ず、脳は喜びません。

 

2枚目は、飛べそうもないハードルを飛んだ時の絵です。

 

この絵は少し大げさのようにも感じますが、できそうもないことをクリアすると大量のドーパミンが出て、大きな喜びを感じることができます。

 

以上が、「強化学習」の説明でした。

 

2.「タイムプレッシャー」で脳の持続力を鍛える

続いて、「タイムプレッシャー」について説明します。

 

先程は、「脳に負荷をかける」ことの大切さについて紹介しました。

 

脳は「苦しい刺激」を求めているため、どんどんハードルを高くすることで、それを乗り越えた時の喜びも大きくなります。

 

このように人は「成功体験」を繰り返すことで、成長し続けることができるということです。

 

では、具体的にどういった負荷をかけるといいのか。

 

本書でオススメされているのは、自分の作業に「制限時間」を設ける「タイムプレッシャー」です。

 

一度やったことがある作業をする時は、前よりも短い時間で終わらすことを意識します。

 

そうすることで、高い「集中力」が身につくということです。

 

「タイムプレッシャー」を意識して勉強することで、これ以上早くできないという限界を超えることができます。

3.「フロー状態」に入り「集中力」を身につける

最後に、もの凄い集中力を発揮する「フロー状態」について説明します。

 

「フロー」というのは、簡単に言うと「我を忘れるくらい集中している状態」です。

 

例えば、砂場でお城を作ったり、泥団子を作っていたら夜中の2時になっており、次の日の仕事中眠気に襲われたという経験は誰にでもあるかと思います。(←ないです)

 

勉強でも仕事でも、我を忘れるくらい集中できない状態では、なかなか成長しづらいようです。

 

このような「フロー」に入る上で、最も大切なことは「その行動自体に価値を見出すこと」であると言います。

 

成績や給料に対する執着がなく、その行為自体に集中し、その状態を楽しむということです。

 

フローは、脳にとって凄く心地の良い状態であるため、何度でも再現しようとします。

 

なので、一度フローに入ることができれば、集中したい時に、集中力を発揮できるようになるということです。

 

集中力というのは、生まれ持った性質ではなく、訓練によって身につけられるということがメンタリストDaiGoさんの『超集中力』でも語られています。

『超集中力』は以前に当ブログで紹介させていただいているので、内容を詳しく知りたいという方は、下記の詳細からご覧ください。

▼メンタリストDaiGo『超集中力』

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