【持ち家VS賃貸】『お金が貯まるのはどっち!?』菅井敏之
こんにちは、ブロガー兼 VTuberのサカキです!今回は、菅井敏之さんの『お金が貯まるのはどっち!?』という本の内容を紹介します!
本書の著者は元銀行員で現在は不動産投資家であり、本書はお金を貸す立場とお金を借りる立場の両方の視点から書かれたものです。
みなさんは、お金を増やすためには、給料の振り込み口座を三井住友銀行などのメガバンクと信用金庫どちらが良いと思いますか?
正解は、信用金庫です。その理由は後ほど説明します。
本書では、このような問いが25問あり、お金を増やすための方法が紹介されています。
みなさんは将来に対して不安を感じていますか?
このまま今の会社で働き続けなければならない
お金がないから家が買えない
病気になったら家族を養えない
以上のように、様々な不安があると思います。
著者によると、このように将来に不安を感じるのは、選択肢がない状態であるからだと言います。
逆に、選択肢が沢山あり、やりたい時に色々なチャレンジができるような人生は楽しいはずです。
将来、自分が何をしたいのかが分からないという方は多いと思います。
だからこそ、いざ何かやりたいと思った時にその道を選べるように、選択肢を増やしておく必要があるということです。
人生の選択肢を増やすには、次の2つが必要です。
- お金を貯めておくこと
- 銀行からお金を借りやすくしておくこと
以上の2つを準備しておけば、将来、好きなことをして暮らしていけるようになると言います。
今回は、25の質問の中から、本書の内容の骨格と言える次の3つを紹介します。
- メガバンクと信用金庫、口座を開くならどっち?
- 自分のお金と他人のお金、活用するならどっち?
- 持ち家派、賃貸派、お金持ちになるのはどっち?
メガバンクと信用金庫、口座を開くならどっち?
まず、1つ目は、先に答えを言ってしまいましたが、信用金庫です。
その理由は、結論から先に言いますと、信用金庫の方がお金を借りやすいからです。
私も本書を読むまでは知りませんでしたが、実は三井住友銀行などのメガバンクからお金を借りる場合、審査がかなり厳しいと言います。
なので、起業やマンション、車を購入するといった時に、味方になってくれるのは信用金庫ということです。
ただ、信用金庫は、店舗数が少ないというデメリットもあります。
そこで、筆者がオススメするのは、信用金庫とメガバンクの口座を一つずつ持つことです。
信用金庫を給料の振り込み口座としてメインに使い、メガバンクの口座をすぐにお金を引き出さないといけない時のための予備として作っておきます。
以上が、信用金庫をメインに使うべきである理由でした。
自分のお金と他人のお金、活用するならどっち?
続いて、自分のお金と他人のお金、活用するならどっちが良いでしょうか?
正解は他人のお金です。
これは、飲みに行った時に、お金がないから払ってと友人にお願いをすることではありません。
そんなことをすると、もちろんですが信用を失ってしまいます。笑
ここで言うお金を借りる相手というのは、「銀行」です。
多くの人は、銀行をお金の出し入れをするためだけに使っていると思いますが、それは凄くもったいないと言います。
銀行からお金を調達する力を身につけることが、人生の選択肢を増やす上で重要であるということです。
「借金」と言うとイメージが悪いですが、借金にも「良い借金」と「悪い借金」があります。
悪い借金というのは、カードローンのような金利が高いものです。
一方、良い借金というのは、金利が安くて長期で貸してくれる「住宅ローン」が挙げられます。
「住宅ローン」を上手に活用することが、資産形成のカギを握るということです。
本書の著者は、会社員時代に副業として不動産を始め、最初に1億円の物件を購入しました。
そのうちの1000万円を頭金として入れ、残りの9000万円は銀行から借りたようです。
始めの頃は、上手くいかないこともあったようですが、今では年間7000万円ほどの不動産収入を得ていると言います。
私を含め多くの方は、今すぐ銀行にお金を借りて不動産を買うというのは、現実的には厳しいと思います。
しかし、できるだけ自分のお金を使わず、銀行から低い金利でお金を借りて、それを元手に大きなリターンを得るという考え方は、資産を増やす上で知っておいて損はありません。
以上が、銀行のお金を活用すべきである理由でした。
それでは、最後の質問です。
持ち家派と賃貸派、お金持ちになるのはどっち?
持ち家派と賃貸派、お金持ちになるのはどっちでしょうか?
勘の良い方は先程の話から予想できるかもしれません。
答えは、「持ち家派」です。
私は、家を買うと維持管理でお金がかかるため、「賃貸」が正解だと思っていました。
他の本でも、家は買うべきではないと主張するものもあります。
しかし、本書の著者曰く、家を買って損をするのは、物件の選び方が間違っているからだそうです。
悪い物件は負債になるが、良い物件は資産になると言います。
一方、賃貸は、いつでも転居できるというメリットがありますが、単に毎月お金が出ていくだけで、そのお金が返ってくる見込みはゼロです。
著者は、わざわざそんなもったいない状況を好む理由が見当たらないと言います。
持ち家なら、良い物件を選べば将来売ることもできるし、人に貸すこともできるため、自分の資産になるということです。
つまり、将来お金を生む可能性があるのは、賃貸ではなく、持ち家ということになります。
先程の話と繋がってきますが、銀行から借りたお金で家を買い、それを「賃貸派」の人たちに貸して収入を得るというのが、不動産投資の醍醐味であるということです。
では、どのような家を選べばよいのか、そのポイントを1つ紹介します。
それは、とことん「良い立地」にこだわることです。
自分が住むために購入する場合でも、他の人に貸すことを想定しておいた方が後々得をします。
良い立地であれば、年数が経っても価格の下落を最小限に抑えられるようです。
まとめ
私は、今まで家を購入することは負債を増やすことだと思っていましたが、本書を通して、持ち家は資産になるという側面があることを知りました。
本書は、クイズ形式で書かれているので、普段お金に関する本を読まない方でも理解しやすいと思います。
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