【天気の子】陽菜（ひな）の能力の秘密・母親も晴れ女！？┃年齢・弟と凪との関係も！
今回は、『天気の子』のヒロイン陽菜（ひな）の秘密について解説していきます。
具体的な内容は次のとおりです。
- 年齢
- 家族構成
- 能力の秘密
- 母親の晴れ女説
順番に説明していきます。
年齢：15才
陽菜の年齢は18歳、というのはウソでしたね。
正確には15才であることが警察から知らされます。
正直、陽菜が帆高に年齢を偽っていたことを知った時が『天気の子』の映画で一番驚きました。
18才とウソをついたのは、頼りなさそうな帆高を見て、自分がしっかりしなきゃと思ったからだと考えられます。
帆高も年上だからと陽菜に甘えていた部分が多いにあったはずです。
そのため、陽菜の本当の年齢を知った時は、自分の情けなさに悔し涙が目から溢れていました。
家族構成：母・姉（陽菜）・弟
陽菜の家族構成は、1年前までは母と弟の3人でした。
1年前の時点で父親はすでにいなかったことが次の描写から分かります。
神さま、どうか。
雨が止みますように。お母さんが目を覚ましますように。もう一度三人で、青空の下を歩けますように。－小説『天気の子』p.171より
こちらは、陽菜の家に警察が来る前に、陽菜が晴れ女の能力を手に入れた日のことを帆高に話している場面です。
ここで「三人」と書かれていることから、父親がいないことが分かります。
なぜいないのか、その理由については映画でも小説でも全く触れられていません。
もしかしたら須賀圭介が陽菜の父親という可能性も考えましたが、それはちょっと厳しそうです。
続いて、陽菜の能力の説明に移ります。
陽菜の能力【100%の晴れ女】
陽菜の晴れ女の能力を簡単に説明すると、祈るだけで天気を晴れにできるというものです。
ただ、これだけではないと思います。
というのも、ホテルを探している途中で警察に捕まった帆高を助けたいと願った時に落雷が発生したからです。
小説では次のように描写されています。
陽菜さんはとっさに両手を組み、
「お願い！」と叫んだ。
直後、耳をつんざく轟音とともに視界がまっ白に瞬きー路肩のトラックを雷が直撃した。ー小説『天気の子』p.191,192より
偶然という可能性も否めませんが、陽菜が「お願い！」と叫んだ直後と書かれているので、因果関係があると考えた方が自然だと思います。
つまり、陽菜は晴れにできるだけでなく天気を操れると言えます。
しかし、陽菜は好きなだけ天気を操れるワケだけではなく、この能力にはある副作用がありました。
晴れ女の副作用：神隠しにあう
それは、能力を使い過ぎると神隠しにあうということです。
それは、帆高と夏美が取材した占い師の言葉で明らかになっています。
「天候系の力はね、遣いすぎると神隠しに遭ってしまうって言われているの！ ガイアと一体になってしまうのね。」ー小説『天気の子』p.48より
帆高はこの時、話半分にしか聞いていませんでしたが、この占い師が語っていたことは真実であったことが後になって分かります。
実際、陽菜はラブホテルで一夜を明かすことなく、空の世界へ行ってしまいました。
そして、占い師が言ったように陽菜は地球と一体化したというワケです。
では、陽菜は晴れ女の能力をどのようにして、また、どのタイミングで手に入れたのかについて説明していきます。
陽菜が能力を手に入れた理由：2パターン考えられる
陽菜が晴れ女になったタイミングは、次の2パターン考えられます。
- 鳥居をくぐり空の世界に行った時
- 母親から青い石を受け継いだ時
順番に説明していきます。
鳥居をくぐり空の世界に行った時
まず考えられる可能性1つ目は、鳥居をくぐって空の世界に行ったタイミングです。
陽菜は、帆高に会う1年前、母親の病室から外を見ると、太陽の光が地上のある一点だけを照らしているのに気が付きます。
その光が照らす廃ビルの屋上には鳥居があり、陽菜は雨が止むことを祈りながらそこをくぐりました。
すると空の世界へと行くことができ、気づいた時には鳥居がある場所で横たわっていたと陽菜は言います。
このタイミングで陽菜が晴れ女になったというのが、考えられる一つのパターンです。
そして、もう一つのパターンは母親から青い石を受け継いだタイミングということになります。
母親から青い石を受け継いだ時
陽菜を救うために帆高が空の世界へ行き、陽菜と一緒に地上に戻ってきた時に彼女のチョーカーが壊れていました。
これを空から地上に落ちてきた時の衝撃で物理的に壊れてしまったとも考えられますが、それだけではないと思います。
青い石がついているチョーカーが壊れたというのは、陽菜が晴れ女の能力を失ったことを暗示しているとも読み取れます。
つまり、青い石と晴れ女の能力が関係あるという見方です。
とすると、陽菜は次の手順で能力を得たことになります。
- 鳥居をくぐり空の世界に行く
- 母親から青い石を受け継ぐ
空の世界に行くことで巫女としての資格を得て、さらに青い石を受け継ぐことでやっと能力が使えるようになったということです。
ただ空の世界に行って帰ってきただけで能力を得たのか、さらに青い石がないと能力が使えないのかどうかまでは、どこにも書かれていないので本当のところは分かりません。
しかし、もし青い石と晴れ女の能力に関係があるとすれば、もう一つ面白いことが考えられます。
陽菜の母親が晴れ女！？
その面白いことというのは、陽菜の母親も晴れ女だったのではないかということです。
映画の冒頭で、陽菜が母親の手を握るシーンがありました。
母親の手に青い石がついたアクセサリーがあるので、青い石は元々母親が身につけていたことが分かります。
そして、青い石と晴れ女の能力に関係があるとすれば、母親も晴れ女だったと考えるのはとても自然なことです。
では実際どうなのかというと、映画でも小説でも全く説明されていないので、分からないというのが正直なところです。
あくまでも可能性として考えられるというところで終わってしまいます。
ただ、陽菜の母親が晴れ女というのは十分考えられると思います。
そうでなければ、青い石のアクセサリーをつけた母親の手が目立つようなシーンをわざわざ作らないはずだからです。
また、『天気の子』で晴れ女だった可能性があるのは、陽菜の母親だけではありません。
もう一人可能性があるのは、須賀圭介の妻です。
これについては、須賀圭介の妻が晴れ女説の記事で解説しているので、もし良かったらご覧ください。
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