【まとめ】なぜ不倫相手とのセックスは無くならないのか!?

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【まとめ】なぜ不倫相手とのセックスは無くならないのか!?

サカキ
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今回は、中野信子さんの『不倫』という本の紹介です!

多くの人は、不倫を悪いものであると認識しているはずなのに、不倫は一向になくなる気配がありません。

 

不倫をしてはいけないと分かってはいても、不倫衝動を抑えられないのはなぜなのか、その原因を紹介します。

 

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不倫をする原因3つ紹介

不倫をする原因は3つあります。

 

  1. 性ホルモンの働き
  2. 遺伝・環境(愛着スタイル)
  3. 人類の脳が一夫一婦制に向いていない

 

順番に説明します!

1.性ホルモンの働き:女性は無意識のうちに性的アピールをしてる!?

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まず、1つ目、性ホルモンの働きについて簡単に説明します。

 

一般的に、人は決まった発情期がなく、排卵期がいつなのか女性自身も男性もわからないとされています。

 

しかし、女性は排卵期になると、無意識のうちに自分の性的魅力をアピールし、また、男性も排卵期の女性に惹きつけられることが分かっています。

 

また、パートナーのいない排卵期の女性は、一夜限りの恋をする確率が高いことも分かっており、性ホルモンの働きによって不倫が起こりやすくなると言えます。

2.遺伝・環境(愛着スタイル)

続いて、不倫をする原因2つ目の「遺伝」と「環境(愛着スタイル)」について紹介します。

 

遺伝:50%の人が「不倫遺伝子」を持っている!

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まずは、遺伝について。

 

なんと、遺伝子の中に不倫遺伝子が見つかっており、この遺伝子を持っている人は不倫をする確率が高いことが分かっています!

 

また、不倫遺伝子を持っている人には、不倫をするだけでなく他にもある特徴があります。

 

それは、他の人への思いやりが少ないことです。

 

つまり、利己的なタイプであると言えます。

 

そして、このような一夫一婦制の結婚に向いていない人は、なんと50%もいます!

 

これは、かなり多いですよね。私もビックリしました。

 

周りにいる人の2人に1人が自分のことしか考えない不倫人間であるということです。

 

なぜ、半分もの人が不倫遺伝子を持っているのかというと、

 

不特定多数の人と関係を持って繁殖することが有利であった頃の名残であると言われています。

 

50%の人が不倫遺伝子を持っているなら、不倫がなくならないことにも納得してしまいますね。。。

環境(愛着スタイル)

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続いて、環境について。

 

不倫のしやすさに影響を与えることの1つに「愛着スタイル」と呼ばれる資質があります。

 

「愛着スタイル」というのは、赤ちゃんの時に親などにちゃんとかまってもらえたかどうかが影響し、次の3つのタイプに分けることができます。

 

1.安定型

安定型の人は、赤ちゃんの時に親にかまってもらえており、人懐っこいタイプです。

 

2.回避型

回避型の人は、赤ちゃんの時に親にかまってもらえなかった人で、深い人間関係を築くことを回避する傾向にあります。

人に対して無関心で、男性に多いタイプです。

 

3.不安型

不安型の人は、回避型と同様に赤ちゃんの時に親にちゃんとかまってもらえなかった人で、人に依存する傾向にあります。

こちらは、精神が不安定であり、女性に多いタイプです。

この中で一夫一婦制に向いているのは、安定型のみで、回避型と不安型の人は不倫しやすいと言えます。

 

「回避型」の人は、人間関係をネガティブなものと捉えているので「恋愛は面倒だからしなくてもいい」と考えています。

 

しかし、その一方で、「誰とも深い関係にはなりたくないが、多くの人と軽い関係を持ちたい」とも考えています。

 

そのため、回避型の人は、愛情がなくても多くの人と関係を持つことができ、不倫しやすいと言えます。

 

それに対して「不安型」の人は、常に誰かがそばにいないと不安で、近くにしがみつける人がいれば常にしがみついていたい人です。

 

いわゆる「メンヘラタイプ」です。

 

この不安型の人は、一見一途に見えるかもしれませんが、現在のパートナーと上手くいっていない場合、他に愛情を与えてくれそうな人がいれば、その人と関係を持つことがあります。

 

そのため、回避型とは種類が異なりますが、不安型も不倫をしやすいと言えます。

「回避型」や「不安型」が「安定型」になる方法

では、「回避型」や「不安型」になってしまうと一生そのままなのかと疑問に思った方もいるかと思います。

 

結論から言いますと、ある方法で「安定型」になることができます。

 

その方法は、安定型の人と1対1の長期的な関係を築くことです。

 

そのような安定型の人が近くいれば、「回避型」や「不安型」の人は徐々に「安定型」に近づくことができます。

 

また、その一方で悪化する場合もあります。

 

例えば、「回避型」と「不安型」の組み合わせではお互いが疲弊し、また「回避型」と「回避型」の組み合わせだと共依存になる場合もあります。

 

先程の話に少し補足しますと、「回避型」や「不安型」の人が「安定型」になるには、「安定型」の人と結婚しなければならないわけではありません。

 

実は、バレなければという条件つきではありますが、「不安型」の人が「安定型」の人と不倫をすることで、仕事や私生活が安定する場合もあります。

3.人類の脳が一夫一婦制に向いていない

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続いて、不倫をする原因3つ目、そもそも人類の脳が一夫一婦制に向いていないについて説明します。

 

まず前提として、不倫が悪いとされているのは、日本が一夫一婦制であるからです。

 

もし、特定の相手を決めない乱婚制であれば、不倫は悪いとは言えません。

 

そして、他の霊長類を見ると一夫一婦制の方が少数派であることが分かります。

 

例えば、ゴリラは一夫多妻、チンパンジーやオランウータンは乱婚であり、特定のパートナー以外と関係を持つことは、生物界では普通のことであることが分かります。

 

また人類も、もともとは一夫多妻制であったと裏付ける研究も紹介されています。

 

なぜ、一夫多妻制であった人類が一夫一婦制になったのかというと、その原因は「農耕」「性病」であると考えられています。

 

30人程度の集団で狩猟採集していた時は一夫多妻制であり、性感染症によるダメージは大きくありませんでした。

 

しかし、農耕を営み集団が300人以上になると、性病により集団全体の繁殖に大ダメージがあり、それ以来、公衆衛生の観点から一夫一婦制になったと考えられています。

 

近年、ヨーロッパではシングルファーザー若しくはシングルマザーでも子育てがしやすい環境が整っており、完全な一夫一婦制ではなりつつあります。

 

もしかしたら、この流れが日本にも来るかもしれません。

 

以上、不倫をする原因として以下の3つを紹介しました。

 

1.性ホルモンの働き

2.遺伝と環境

3.そもそも脳が一夫一婦制に向いていない

 

 

これを見ると、不倫をするのはその人の意思ではない部分が大きいことが分かります。

 

決して不倫を擁護するわけではありませんが、不倫をするのは自分の意思ではないのだとしたら、不倫をする人だけが悪いと言っていいのかが疑問です。

 

また、世の中には、「不倫」という言葉を聞くだけで拒否反応を示し、中にはネットなどで炎上させたがる人もいます。

 

なぜ、不倫をしている人を必要以上に叩くのか、その理由を知りたい方は、下記の中野信子さん『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』の記事または動画をご覧ください。

 

▼中野信子『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』

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内容の紹介は以上です。

 

もっと詳しく知りたいという方は是非本書をご覧ください。

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