自分だけの原液を作れ!┃堀江貴文『多動力』要約

今回は、堀江貴文さんの『多動力』という本の内容を紹介します!
この記事では、なぜ1つのことだけに集中するのではなく、色々なことを平行して進めることが大事なのかを説明しています。
今回の内容は、次の4つです。
- なぜ「多動力」が必要なのか!?
- あなたの価値を1万倍にする方法
- 見切り発車が成功の元
- 自分だけの原液を作ろう!
1.なぜ「多動力」が必要なのか!?
まずは、本書のタイトルでもある「多動力」について説明していきます。
「多動力」を一言で表すと「いくつもの異なることを同時にこなす力」です。
昔は、イチロー選手のように一つのことを集中して行うことが美徳であると考えられていました。
しかし、現代ではインターネットの普及により、あらゆる業界の壁が壊され、ありとあらゆる「モノ」がインターネットでつながっている時代です。
堀江貴文さんは、一つのことに集中することで成果を出せるのは天才だけだと主張しています。
一つの業界にとらわれず、あらゆる業界を超越できる人こそが、新たなサービスを生み出せるようになります。
そして、業界を超越するために必要な能力というのが、次から次へと好きなことをハシゴしまくる「多動力」です。
堀江貴文さんは、「多動力」を身につけると仕事は楽しくなり、人生が充実すると確信しています。
以上の説明で、「色々動いた方がいいんだ」ということが分かっていただけたと思います。
しかし、突然「はい、動きましょう!」と言われてもほとんどの人は何をすれば良いのかわからないと思います。
では、具体的に自分は何を武器にして行動すれば良いのかについて説明します。
それが、今回の内容2つ目「あなたの価値を1万倍にする方法」です。
2.あなたの価値を1万倍にする方法
突然ですが、質問です。
「価値があるもの」とは、どのようなものだと思いますか?
正解は、「珍しいもの」です。
なので、価値のあるものを生み出すには、自分が貴重な存在になる必要があります。
そのために、あなたが100人の中で1番になれることを探してみてください。
100人中1番と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれません。
例えば、誰にも強制されていないのに休みの日にやってしまうことはありませんか?
ちなみに、私の場合は。「読書」がそれにあたります。
少し古い情報ですが、平成25年の調査で、1ヶ月で7冊以上本を読む人は、上位3.6%であることが分かっています。
ー「文化庁」平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より
本を7冊読むだけで希少な人材になれるというのは、驚きですよね。
上位1%は具体的に何冊なのかは分かりませんが、私は1ヶ月で10冊以上本を読んでいるので、大体上位1%くらいになると思います。
このように、自分が熱中している趣味だと意外と簡単に100人の中の1人になれていることが分かります。
読書でなくても、マンガやアニメ、ゴルフや釣りでもなんでもOKです。
そして、さらに別の100人の中の1人となるものを掛け合わせると、1万人に1人の人材になります。
私の場合は、ブログがそれに近いものになります。
こちらの『読書シンドローム』というブログは、1ヶ月で約1万2000のアクセスがあります。
つまり、1日あたり約400アクセスです。
こちら↓も、2013年の古い情報しか見つかりませんでしたが、このグラフから、1日300~500以上のアクセス数があると、上位5.5%であることがわかります。
100人に1人とまではいきませんが、読書家×ブロガーで約5000人に1人の人材になります。
また、2つと言わず、掛け合わせるものは多ければ多いに越したことはありません。
なので、私は、ここに最近始めたVTuberを掛け合わせると、
読書家×ブロガー×VTuber
となり、ブログを書いている読書好きのVTuberというさらにレアな存在になります。
ちなみに、チャンネルはこちら↓です。もしよかったらご覧くださいm(_ _)m
このように、意外と自分では気づいていないだけで、自分の好きなことを掛け合わせるだけで、希少価値が生まれることがわかります。
まずは、自分の好きなことや人から褒められることから自分を深堀してみてください。
3.見切り発車は成功のもと
続いて、自分が100人に1人あるいは1万人に1人になれることを見つけたら、すぐ行動に移す必要があります。
それが、今回の内容3つ目の「見切り発車は成功のもと」というものです。
例えば、1ヶ月で本を10冊以上読んでいても、行動しないと何も始まりません。
中には、何かを始めるにしてもしっかり準備しないと気がすまないという方もいると思います。
しかし、堀江貴文さんは「準備にかける時間は無駄」だと断言しています。
大切なのは、見切り発車でもいいからやってみることです。
不完全な状態で始めて、トライ&エラーを繰り返すことで、ドンドン質の高いものになります。
失敗を恐れて準備に時間をかけるより、すぐに行動して改善していく方が結果的に良いものがで出来上がるということです。
では、実際に行動を始めて、最終的にどこを目指せばよいのか疑問を持つ方もいると思います。
堀江貴文さんは本書でその答えを提示しています。
それが、今回の内容4つ目の「自分だけの原液を作る」ことです。
4.自分だけの原液を作ろう!
「原液」について、カルピスを例に説明します。
子どもの時に、ビンや紙パックに入っているカルピス飲んだことがある方もいると思います。
そのカルピスの原液というのは、そのままだと濃いので飲むときは水などで薄めて飲みます。
これを仕事に例えると、原液は、自分オリジナルのアイディアや事業にあたります。
堀江貴文さんの場合、Twitterなどで発言したことが、テレビやネットニュースでよく取り上げられています。
ニュースなどを見た人の中には、堀江貴文さんに興味を持ち、本を買ったり、メルマガを購読したりする人が出てきます。
このように、原液を作っていれば、実際に自分が動いていない時でも、自分の考えや主張が自動的に生み出される仕組みができます。
堀江貴文さんは、「忙しくて時間がない」とか、「自分の人生を生きている気がしない」という方の多くは、他の人が作った原液を薄めているだけだと言います。
人の原液を薄める人生と自分の原液をつくる人生、みなさんはどっちの人生を生きたいですか?
動かないと何も始まりませんので、失敗を恐れず見切り発車をしてみてください。
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