キモくて金のないおっさん(無敵の人)にはウサギを配るべき!?┃ひろゆき『このままだと、日本に未来はないよね。』

今回は、2チャンネルの創始者であるひろゆきさんの『このままだと、日本に未来はないよね。』という本を紹介したいと思います!
ひろゆきさんと言えば「論破」でお馴染みですが、この記事では本書を通して得られた気づきをシェアしたいと思います。
今回紹介する内容は次の4つです。
- 日本経済が悪くなり、若者の暴動が起こる!?
- 未来に期待している人のエゴとは!?
- 韓国と北朝鮮が統一される!?
- 「キモくて金のないおっさん」にはウサギを配ろう!
1.日本経済が悪くなり、若者の暴動が起こる!?
まずは、本書で紹介されていた日本経済が悪くなるタイミングについて説明します。
そのタイミングは2つあります。
1つ目が、2019年10月に予定されている消費増税です。
10月から消費税が10%に上がりますが、もちろん給料は上がりません。
なので、自由に使えるお金が減った人たちは、当然お金を使わなくなります。
経済成長率が2%以上の国であれば、2%の増税をしても持ちこたえられますが、2018年の経済成長率が1%の日本は、今回の増税に耐えられないのではないかと考えています。
しかし、ひろゆきさん自身は消費増税自体には賛成で、経済の影響を少なくするためにも、年0.数%ずつ上げた方が良いのではないかとのことです。
日本の経済が悪くなるタイミング2つ目は、2020年のオリンピックの後です。
ここ数年はオリンピック開催に向けて、建設関連やホテルなどの投資が増えています。
しかし、オリンピックが終わった後は、オリンピック関連で雇われていた人たちの中で失業する人も出てくることが考えれらます。
今説明した消費増税やオリンピックの後に景気が悪くなることは、世間でも言われていることです。
そこで、ひろゆきさんならではの興味深い見解を1つ紹介します。
それは、ここ5~10年のうちに若者が暴動を起こすということです。
日本の大学生の半分以上が奨学金を借りており、45%が貯金ゼロであるため、今後仕事がなくなり借金を返せなくなった若者は暴れるしかないと、ひろゆきさんは考えています。
仕事であぶれないようにするためには、自分で稼げるスキルを身につける必要があり、また、日本にいることに拘らない方が個人としては幸せになれるのでないか、ということでした。
たしかに、現在は東南アジアなどの物価の安い国でフリーランスとして働く人も増えているので、今後はその流れが加速することが考えられます。
2.未来に期待している人のエゴとは!?
続いて、「未来に期待している人のエゴ」について「年金」を例に説明します。
現在の年金システムでは、高齢者が得をし若者が損をするような制度になっており、中には「高齢者悪者論」を唱える人がいます。
もし、高齢者たちに余裕があれば、孫の世代が幸せになる方法を考えられます。
しかし、自分自身の生活で一杯一杯の高齢者が多いのが現状です。
なので、現在では余裕のない高齢者は、年金を食いつぶすことが合理的な生き方となっています。
このように未来のために投資をしない国や高齢者に対して、「そんな生き方は高齢者のエゴだ」と考える人がいます。
では、そのように考えている人は「1000年後の日本のために消費税を20%上げよう」となると、賛成するのでしょうか?
中には「何で未来の人のために今いる人が損をしなければならないんだ」と考える若者もいるはずです。
なので、「今いる人たちが損をしてでも、未来のために投資をすべき」という考え方は、「未来に期待をしている人のエゴ」ということになります。
高齢者のエゴを指摘することは、「未来に期待する自分のエゴ」を主張することの裏返しになるという面白い指摘ですね。
3. 韓国と北朝鮮が統一される!?
続いて3つ目の「韓国と北朝鮮の統一」について説明します。
ひろゆきさんは「韓国と北朝鮮が統一しない理由を考える方が難しい」とみています。
北朝鮮の軍事力と韓国の経済力を合わせると、冷戦後に東ドイツと西ドイツが統一して強くなったことと同様に強い国になるのではないかとのことです。
確かに、2018年には南北の首脳会談が開催されており、北朝鮮と韓国の距離が近づいているという印象があります。
また、私が以前に読んだ、世界3大投資家の一人と言われているジム・ロジャーズさんは『お金の流れで読む日本と世界の未来』という本で、「北朝鮮と韓国は統一される」と断定していました。
現在、アメリカ人が北朝鮮に投資することは違法ですが、もし可能であれば「北朝鮮に全財産を投資したい」と発言するほどです。
全く接点のない2人が「北朝鮮と韓国が統一される」という共通した認識を持っているということは、かなり有力な説であると言えます。
4.「キモくて金のないおっさん(無敵の人)」にはウサギを配ろう!
続いて、4つ目の「キモくて金のないおっさん(無敵の人)」にはウサギを配ろうについて説明します。
ネットでは、昔から「キモくて金のないおっさん問題」について議論されているようです。
私は知りませんでしたが、「誰からも好かれないし、期待もされないおっさんを何とかしないと社会に悪影響が出るよね」という問題です。
このような「失うものが何もない無敵の人」が何かをしでかす前に、対策をしなければならなりません。
そこで考えられているのが「ウサギをプレゼント」することです。
なぜ、ウサギなのか、その理由を南米ベネズエラの食糧危機を元に説明します。
ベネズエラでは、慢性的な食糧不足が続いており、多くの餓死者が出ているようです。
そこで、ベネズエラの大統領は、貧困地域に食料としてウサギを配りました。
ウサギを2ヶ月間飼育すれば、約2.5キロになるため、食料のたしになると考えたようです。
しかし、ウサギを配られた貧困者は、ペットとして名前をつけたり、一緒に寝たりするなどウサギを可愛がって飼っており、全然食べなかったそうです。
このウサギを配るという政策は、食料問題としての解決策とはならなかったため、次はヤギで試すとのことです。
この例のように、「キモくて金のないおっさん」にウサギを配れば、自分が社会からいなくなるとウサギを飼育する人がいなくなると考え、非行に走るのを未然に防ぐことができるのではないかと、ひろゆきさんは考えています。
それが本当に解決につながるのかは別にして、ひろゆきさんならではのユニークかつ興味深い発想ですね。
まとめ
今回の内容をまとめます。
【1.日本経済が悪くなり、若者の暴動が起こる!?】
→消費増税後とオリンピック終了後に注意!
【2.未来に期待している人のエゴについて】
→今のことしか考えないことがエゴなら、未来に投資することもエゴになる
【3.韓国と北朝鮮が統一される!?】
→世界の3大投資家の一人ジム・ロジャーズさんとひろゆきさんの意見が一致
4.「キモくて金のないおっさん」にはウサギを配ろう!
→「キモくて金のないおっさん」にはウサギを配って、犯罪を未然に防ごう!
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