自殺率のピークが8月下旬
こんにちは!
今日は、少し重たいテーマですが、自殺についての記事を書いていきたいと思います。
今、ニュースで話題になっていますが、子どもの自殺率は夏休み前が一年の中で一番高いようです。
最近までは、学校が始まる9月の初めが自殺率がピークでしたが、最近は、夏休みが短くなったことが影響して、ピークが8月下旬と、若干早まっているみたいです。
自殺を考えていた過去
気安く同情するのはよくないとは思いますが、学校に行きたくなくて死にたくなるのはよくわかります。
私も中学の時、嫌がらせをしてくる人がいて、その人と顔を合わせるだけでも辛かった時期があり、
いっそのこと死んだほうが楽だろうなと本気で考えたことがありました。
家が2階建てということもあり、そこから飛び降りようかと何度も考えました。
しかし、今死ぬのはここまで育ててくれた親に申し訳ないという気持ちと、なんで嫌なことをされているこっちが死なないといけないんだという気持ちで、
死ぬに死ねませんでした。
嫌なことをどうすればやめてもらえるかもわからず、学校が終り家に帰ってから、怒りと悔しさで涙が出ることもありました。
学校では、思春期特有のカッコつけたいという気持ちがあり気丈に振る舞っていましたが、家に帰ってからは明日学校行くことが怖くて、無気力になっていました。
その人から嫌がらせを受けても、やり返す勇気がなく、溜まったストレスを他の人にぶつけたこともありました。
その人がいるというだけで頭がおかしくなりそうで、中学生の時は常にイライラしていました。
その人からの嫌がらせを我慢することでいっぱいいっぱいで、他のことは何も我慢できませんでした。
気にくわないことがあるとすぐにキレていました。
なので、中学の時に私の周りにいた人は、私のことをすぐにキレるやつという印象を持っていると思います。
自分でも、その時の自分は本当に最低だったと思います。
自分にも原因がありますが、その時の私は嫌がらせを受けてストレスが溜まり、そのストレスを周りの人で発散することで、私の周りからはどんどん人が離れていき、それがダブルパンチとなって、本当に辛い毎日を送っていました。
学校で一人でいるのが嫌だった(一人でいると思われたくなかった)ので、大して仲のよくない人とも一緒にいました。
学校の人といるとストレスが溜まったので、家に帰ってからは遊びに誘われてもほとんど遊ぶことはありませんでした。
なので、みんな私のことをノリの悪いやつだと思っていたと思います。
学校で嫌がらせをしてくる人がいるのと、自分の味方がいないというのは本当に地獄にいるようでした。
そんな地獄の生活から解放されたのは、中学を卒業してからでした。
3年間本当に長かったです。
3年間止め続けていた息がやっと吸えるという感じでした。
高校は、地元から離れたので、私のことを知っている人は誰もいませんでした。
そして、もちろんのこと、私に対して嫌がらせをしてくる人もいませんでした。
自分のことを知っている人がいないという環境はとても気持ちよかったです。
自分のことを良くも悪くも思っていないということに喜びを感じていました。
高校から人生をリセットして、再スタートを切ることができました。
高校と大学では人間関係のストレスを感じることなく生活できました。
私の場合は、中学の時に自殺を考えても踏みとどまることができましたが、それはたまたまだったのかもしれません。
一歩間違えれば、本当に死んでしまっていたという可能性もあったと思います。
そして、私は嫌がらせを受けることに対してなにも解決できませんでした。
嫌がらせをやめさせる方法がわからず、ずるずると3年間過ごしました。
今でも、その時どうすればよかったのかはわかりません。
解決法なんてないのかもしれません。
今、学校でいじめを受けている方は、どうすれば解決できるのかを考えるより、どうすれば死なないで済むのかを考えたほうがいいと思います。
いじめは、いじめる人がいなくならない限りなくなりません。
いじめる人が引っ越すなどで、いなくなることもほとんどありません。
特効薬のようないじめの解決法もありません。
今私が中学時代に戻ったとすれば、たぶん学校に行かずに逃げると思います。
『逃げ恥』というおもしろいドラマ(ガッキーが可愛い)がやっていましたが、逃げることは恥ではありません。
命を守るための大事な一歩です。
学校なんていかなくてもなんとかなります。
勉強なんてしなくても働けますし、勉強したかったら通信制やインターネットでも充分できます。
今いる自分の世界が変だと思ったら逃げるに越したことはありません。
キミが変なんかじゃありません。その世界が変なんです。
《自殺をしない方がいい理由3つ》
前置が長くなりましたが、今回は、自殺をしそうでしなかった私が自殺をしない方がいい理由を3つ紹介したいと思います。
1.子どもよりも大人の方がまし
自殺をしない方がいい理由1つ目は、子どもよりも大人の方がましだからです。
大人の方が幸せとまではいいません。
少なくともましです。
子どもの場合、学校なんかだと法律が全く適用されない無法地帯ですが、大人になれば訴えることができます。
子どもの時は、訴えるにしてもどうすればいいかなんてわからないし、訴えるなんて発想もないですよね。
いじめる側も訴えられるなんて思っていないから、好き勝手やりたい放題することができてしまうんですよね。
大人は大人で大変ですが、私は子どもの方が残酷でえげつなくて大変だったと思います。
子どもだと学校をやめるにしても親と相談しないといけませんが、大人になると一人で勝手に仕事を辞めることができます。
一人で決められる分楽ですよね。
いじめられている時って、親に相談するのも嫌ですよね。
いじめられているって知られたくもないし、相談する元気もないですし。
けど、黙っていても伝わらないから、やっぱり伝えないといけない。
子どもにとって親は逆らうことができない神みたいな存在です。
自分を守ってくれない神なんて神じゃないので、学校に行きたくなかったら本気で引きこもってもいいし、親のお金を 盗んで 借りて 家出 旅行したっていいんです。
それか開き直って、学校嫌だから転校させてくれって伝えてもいいと思います。
無気力な時って、本当に何もしたくなくて何も考えられないから、行動に移すことは簡単ではないと思いますが。
それでも、自殺するエネルギーがあるなら、嫌々学校に行くエネルギーがあるなら、そのエネルギーを別のベクトルで発散することをオススメします。
2.自殺してもいじめたやつは何とも思わない
日本人に自殺が多いのは、生き辛い世の中ということもありますが、
自殺をすることで、自分を苦しめた相手に報復したいという気持ちが強いからでもあるようです。
しかし、自分が死んでも、多少ニュースにはなっても、それほど効果はありません。
周りにいた人は
「冗談のつもりだった」
「そんなに苦しんでいたとは気づかなかった」
などと、責任を回避して終わります。
あんなことをしなければよかったという人は、元からそんなことをしたりはしません。
自殺をしても全く報復にならないので、自殺は得策ではありません。
もちろん相手を殺すのも得策ではありません。
3.自殺を考えていた私自信が自殺をしなくて本当によかったと思っている
自殺をしない方がいい理由の3つ目は、自殺を考えていた私自信があの時、自殺をしなくて本当によかったと思っているからです。
中学を卒業してからも、大変なことはいくつもありましたが、今までの人生であの時死んでおけばよかったなんて思ったことは1度もありません。
大変なこともありましたが(現在進行形でありますが)、その分楽しいことも沢山ありました。
今は、せっかく生まれたんだから死ぬなんてもったいないと思っています。
黙っていてもいつか死ぬんだから、死ぬまで生きてやると思っています。
今も、仕事が本当に嫌になったら辞めてやろうと思っています。
死にたくなったら、逃げるつもりです。
自分に合う環境がどこかに必ずあるはずです。
今の場所が気に入らなければ、逃げればいいんです。
ずっと同じ場所にいなければならない理由なんてありません。
逃げることは恥ずかしくない。
周りの目を気にする必要なんてない。
みんな自分のことしか気にしていません。
『自殺をする勇気』があるなら『自殺をしない勇気』だってあるはずです。
逃げ道は必ずあります。
まずは、逃げましょう。
最後に~嫌がらせを受けた相手に対して思う事~
最後に、中学の時に、私に嫌がらせをしてきた人に対して今どう思っているのか、打ち明けたいと思います。
その相手に対して今思っていることは、
正直に言うと・・・
特になんとも思っていません。
意外だと思った方もいることでしょう。
私も、嫌がらせを受けていた時は、一生恨んでやると思っていましたが、
時間がたった今は、もちろん会いたくはありませんが、特に恨んでいる訳でも許している訳でもありません。
今の私の生活に全く関わりがないので、考えることもほとんどないです。
高校生の時は、嫌がらせを受けていた時のことが夢に出ることがかなりありましたが(起きた時の汗の量と気分の悪さは今でも覚えています)、今はそれもほとんどありません。
時間が解決したと言えると思います。
おかげで小中学校から付き合いのある人はほとんどいませんが、こじれた人間関係がズルズルと続いていることもなく、サッパリしています。
長くなったので、そろそろ締めくくりたいと思います。
自殺を考えている方に届き、自殺を思いとどまる方が1人でもいれば幸いです。
生きていると辛いことが多いとは思いますが、共に生きましょう。
私は死にたくなった時、中村文則の本を読みます
「共に生きましょう」という言葉は、私が尊敬する作家の『中村文則』さんがよく遣う言葉です。
締めくくろうと思ったのですが、もう少しだけお付き合いください。
死にたくなった時、少しでも気力があれば『中村文則』さんの本を読むことをオススメします。
『中村文則』さんも相当生きるのが辛いんだなという事が本に現れています。
自分より辛い人をみると少し救われることがありますが、『中村文則』さんの本を読むとそれに近い感覚を味わうことができ、少し慰められます。
辛い時『中村文則』さんの『何もかも憂鬱な夜に』という本を読んでみてください。
まず、タイトルが好きです。
何もかも憂鬱な夜ってありますよね。
世の中、明るい話が多くて眩し過ぎる時がありますが、暗くなりたいときは暗い本を読んだほうがいいです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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