《西加奈子を今まで読んでこなかった理由》
こんにちは!
みなさん、西加奈子さんという作家はご存知ですか?
西加奈子さんの作品を読んだことはありますか?
実は、私はずっと西加奈子さんのことを気にはなっていたのですが、
読んだことがありませんでした(/ω\)
なぜ、気になっていたかというと、
西加奈子さんは、私の大好きな作家である中村文則さんと又吉直樹と親交があり、
その二人が西加奈子さんの作品をオススメしているからです(*^-^*)
他の作家に全く影響を受けていない作家はおらず、
好きな作家がオススメする作品は、好きになる可能性は高いです!
その理論からすると、好きな作家である中村文則さんと又吉がオススメする西加奈子さんの作品は私と相性が良い可能性が非常に高いということになります(*^-^*)
それなのになぜ、今まで西加奈子さんの作品を読んでいなかったかというと、誤解を承知で言うと、西加奈子さんが直木賞作家だからです。
言い訳をさせていただくと、私は元々純文学が好きで、
大衆小説は、伊坂幸太郎さんの作品しか読まず、小説を読むとすれば純文学ばかり読んでいました(*’ω’*)
今までの経験上、直木賞作家で好きになる作家に出会うことができず、
直木賞作家の作品は自分には合わないと思っていました(;^ω^)
そして、自分に合わないかもしれない作品を読むよりも
好きな作家の作品で、積ん読しているものを優先して読んでいました。
そして、そろそろ西加奈子の作品も読んでみるかという気になり、
漸く西加奈子デビューを果たしましたヾ(≧▽≦)ノ
長々した言い訳はここらへんにしておいて、そろそろ本題に入ろうと思います。
今回は、西加奈子の作品を初めて読んで感じた、西加奈子とはどのような作家であるかについて書いていきたいと思います♬
まだ一冊しか読んでいないので、かなり偏った西加奈子像ではあるかと思います。
サイコロを一回振って6が出たら、そのサイコロを6しか出ないと思うようなものだと思います。
しかし、1回振って出た6が出たことは事実なので、少なくとも6が出るというについて私なりの西加奈子像を紹介します(*^-^*)
もし、トンチンカンなことを書いていても
「西加奈子はそんな作家じゃない( ゚Д゚)」
と怒らず、
「サイコロを1回しか振っていない人の印象はそんな感じなんだ(*´▽`*)おーもしろいなー(*´▽`*)」
と楽しんでもらえたら幸いです(*^-^*)
1.比喩がうまい
まず、『さくら』を読んで感じたことの1つ目は、比喩がすごくうまいということです(*^▽^*)
直木賞作家は比喩がうまくないなんてことはありませんが、西加奈子さんの作品はまるで純文学を読んでいるかのような錯覚に陥る程、
比喩に限らず文章がとても上手でした(*^-^*)
最近は、純文学と大衆小説の境界が曖昧になってきていますが、西加奈子さんはまさにその境界にいる、両方にまたがっている作家だと思いました(*’ω’*)
2.登場人物がまるで実在しているかのよう
『さくら』を読んで感じたことの2つ目は、登場人物の一挙手一投足の描写がリアルで
まるで実在しているかのようでした(*^-^*)
登場人物の細部の動作に味があり、読んでいて感心ばかりしていました(*´▽`*)
3.文章が読みやすい
『さくら』を読んで感じたことの3つ目は、文章がとても読みやすいことです(*^-^*)
『さくら』では平易な言葉をつかって書いており、スイスイ読み進められました♬
難しい言葉を使っていないというだけで、決して文章が軽いという訳ではありません!
平易ではあるけど、密度も高い文章で読み応えは十分ありました♬
読みやすいけど、難しいという印象です!
言葉を組み合わせるセンスがものすごく高いと感じました(*^-^*)
4.純文学に限りなく近い大衆小説
『さくら』を読んで感じたことの4つ目は、先ほど1つ目の比喩のところでも触れましたが、
文章だけでなく内容も純文学に近いように感じました(*^-^*)
起承転結が曖昧であることあ、 物語の内容を全て説明してしまうのではなく、読者に解釈の余地を残しているところなどに
純文学の要素があると感じました(*^-^*)
《西加奈子はアリ!?ナシ!?》
最後に、西加奈子の作品を以後読むのはアリかナシかについてですが、
もりろん、アリですヾ(≧▽≦)ノ
予想以上におもしろかったので、他の作品も読んでみたいと思います(*^-^*)
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