【全作品一覧】中村文則デビュー作から新作まで出版順に一言ずつ紹介!

中村文則
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【全作品一覧】中村文則デビュー作から新作まで出版順に一言ずつ紹介!

サカキ
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こんにちは、サカキです!今回は、中村文則さんの全20作品を出版順に紹介していきます!

 

ただ順番に紹介するのではなく、作品のイメージがつきやすいように一言ずつ説明を交えて紹介したいと思います。

 

中村文則さんは、悪・狂気・性といったダークなものをテーマにした作品が多いです。

 

へこんでいる時に明るい話を読んでも気分が晴れないという時があると思います。

 

そんな時は是非、中村文則さんの小説を読んでドン底まで落ちてみてください。

 

暗い話だからこそ救われることがあると思います。

 

それでは、早速作品の紹介に移ります。

 

まず、デビュー作は『銃』という作品です。

 

『銃』【新潮社2003年】

 

『銃』は、普通の大学生が銃を拾ったことをきっかけに人生が狂ってしまう話です。

 

中村文則さんのエッセンスが詰まった作品になっています。

 

2作目は『遮光』です。

 

『遮光』【新潮社 2004年】

 

『遮光』は、死んだ彼女の体の一部をビンの中に入れて常に持ち運んでいる虚言癖がある主人公の話です。

 

僕は中村文則さんの小説の中でこの意味不明な主人公が1番好きです。笑

 

関連記事:『遮光』をもっと詳しく読む

 

3作目は『土の中の子供』です。

 

『土の中の子供』【新潮社2005年】

 

『土の中の子供』は、子供の頃に虐待を受けたタクシードライバーの話です。

 

中村文則さんはこの作品で芥川賞を受賞しています。

 

4作目は『悪意の手記』です。

 

『悪意の手記』【新潮社2005年】

 

『悪意の手記』は、衝動的に友人のKを殺した主人公に救いはあるのかというお話です。

 

友人のKというのが、夏目漱石の『こころ』を彷彿させます。

 

5作目は『最後の命』です。

 

『最後の命』【講談社2007年】

 

『最後の命』は、女性を無理やり犯すことでしか性の快楽が得られない男の話です。

 

この男に共感はできませんが、同情はしてしまいます。

 

関連記事:『最後の命』をもっと詳しく読む

 

6作目は『何もかも憂鬱な夜に』です。

 

『何もかも憂鬱な夜に』【集英社2009年】

 

『何もかも憂鬱な夜に』は、心に闇を抱える刑務官が罪を犯した人たちに寄り添う話です。

 

犯罪は決して他人事ではないと考えさせられます。

 

7作目は『世界の果て』です。

 

『世界の果て』【文藝春秋2009年】

『世界の果て』はどこかまともでない人たちが自分の歪みと向き合う物語です。

 

『世界の果て』は中村文則さんの初の短編集です。

 

8作目は『掏摸(スリ)』です。

 

『掏摸(スリ)』【河出書房新社2009年】

 

『掏摸(スリ)』に登場する主人公は、「陽気なギャング」に登場するスリ(久遠)とは真逆の性格です。

 

この作品では、スリのやり方がもの凄くリアルに書かれています。

 

9作目は『悪と仮面のルール』です。

 

『悪と仮面のルール』【講談社2010年】

 

『悪と仮面のルール』は、悪を為すことが運命づけられている男の話です。

 

この男の親は、まさに毒親と言えます。

 

10作目は『王国』です。

 

『王国』【河出書房新社2011年】

『王国』は、人の弱みを人工的につくる女の話です。

 

この小説は女性が主人公の話となっています。

 

11作目は『迷宮』です。

 

『迷宮』【新潮社、2012年】

『迷宮』は、一家惨殺事件の生き残りの女性に惹かれる男の話です。

 

ミステリーとしても楽しめる作品になっています。

 

12作目は『惑いの森〜50ストーリーズ』です。

 

『惑いの森〜50ストーリーズ』【イースト・プレス2012年】

 

『惑いの森〜50ストーリーズ』は、50種類の作品が詰まった超短編小説集です。

 

隙間時間にサクッと読めちゃいます。

 

13作目は『去年の冬、君と別れ』です。

 

『去年の冬、君と別れ』【幻冬舎、2013年】

 

『去年の冬、君と別れ』は、二人の女性を燃やして死刑判決を受けている男の話です。

 

最後まで読むと「え?」ってなると思います。笑

 

14作目は『A』です・

 

『A』【河出書房新社2014年】

こちらは、アルファベットの『A』が人のように見えるという理由で、このタイトル名がつけられた短編集です。

 

私は、ボールが主人公の話が好きです。

 

15作目は『教団X』です。

 

『教団X』【集英社2014年】

 

『教団X』は、これまでの中村文則さんの全てが詰まった集大成と言える作品です。

 

この小説を読むと脳科学の知識も身につきます。

 

16作目は『あなたが消えた夜に』です。

 

『あなたが消えた夜に』【毎日新聞出版2015年】

 

『あなたが消えた夜に』は、純文学と警察小説を掛け合わせた作品です。

 

これを読んで中村文則さんに書けないジャンルはないと確信しました。

 

17作目は『私の消滅』です。

 

『私の消滅』【文芸春秋2016年】

 

『私の消滅』は、記憶と人格がテーマのお話です。

 

自分とは何かを考えさせられます。

 

18作目は『R帝国』です。

 

『R帝国』【中央公論新社2017年】

 

『R帝国』は、近未来の架空の島国を舞台にしたディストピア小説です。

 

ディストピアというのは、ユートピア(理想郷)の反対を意味します。

 

19作目は『その先の道に消える』です。

 

『その先の道に消える』【朝日新聞出版2018年】

 

『その先の道に消える』は、女性を縄で縛る緊縛師が登場する話です。

 

SMプレイが好きな方にオススメします。

 

そして2019年7月現在の最新作は『自由思考』です。

 

『自由思考』【河出書房新社2019年】

 

『自由思考』は、デビューした2002年から2019年までの111本のエッセイを詰め込んだ初のエッセイ集です。

 

エッチな内容から政治的な話までが一つになっており、様々な角度から中村文則さんを知ることができます。

 

関連記事:『自由思考』をもっと詳しく読む

 

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