【村田沙耶香】おすすめ作品ランキング5選!~クレイジー沙耶香が炸裂してる面白い本を紹介~

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【村田沙耶香】おすすめ作品ランキング5選!~クレイジー沙耶香が炸裂してる面白い本を紹介~

 

サカキ
サカキ

みなさんこんにちは、ブロガー兼 VTuberのサカキです!今回は、単行本・文庫本として出版された作品を全て読むほどの村田沙耶香ファンの私が、おすすめの小説を5つランキング形式で紹介します!

 

村田沙耶香さんをあまりよく知らないという方もいるかと思いますので、次のような流れで説明していきます。

 

  • 村田沙耶香ってどんな人?
  • 村田沙耶香の作風
  • おすすめ小説ランキング

 

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村田沙耶香ってどんな人?

まずは、村田沙耶香さんのプロフィール文学賞の受賞歴を紹介します。

村田沙耶香のプロフィール

  • 生年月日:1979年8月14日(39歳)
  • 職業:作家
  • 最終学歴:玉川大学文学部
  • デビュー作:『授乳』(2003年)

文学賞受賞歴

文学賞の受賞歴は次のとおりです。

  • 2003年:『授乳』で第46回群像新人文学賞優秀賞受賞。
  • 2009年:『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞。
  • 2012年:『タダイマトビラ』で第25回三島由紀夫賞候補。
  • 2013年:『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞受賞。
  • 2014年:殺人出産』で第14回センス・オブ・ジェンダー賞少子化対策特別賞受賞。
  • 2016年:『コンビニ人間』で第155回芥川龍之介賞受賞。

 

2016年に『コンビニ人間』で芥川賞を受賞したことをきっかけに大ブレイクしました。

 

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村田沙耶香の作風

村田沙耶香さんの作品に共通していることは「普通」と言われていることに対して、ギモンを投げかけていることです。

 

なので、村田沙耶香さんの作品を読むと

 

サカキ
サカキ

普通って何だっけ?

 

とうように今まで当たり前だと信じてきた価値観がひっくり返るという体験ができます。

 

村田沙耶香さんの作品のテーマをもっと細かく分けると次のようになります。

 

  • 普通になれない自分
  • 男女(性的)関係に対するギモン

 

普通になれない自分

村田沙耶香さんの小説の特徴は、(少し?)変わった登場人物が出てくることです。

 

彼らは小さい頃から周りの人たちに「変わっている」と言われながら育ち、なんとかして「普通」になろうとします。

 

多くの人は、マジョリティ(大多数)の一部にはなりたくないと考えているはずです。

 

しかし、村田沙耶香さんの小説に出てくる主人公は、なるべく「普通」にみられるように頑張ってみんなのマネをするといった努力すらしています。

 

このような主人公を見ると、みんなと一緒は嫌だと思っているうちは、まだまだ凡人なんだと実感させられます。

 

男女(性的)関係に対するギモン

村田沙耶香さんの小説は「男女関係」「性」も大きなテーマになっています。

 

  • なぜカップルは二人なのか?
  • 男性が出産をしてもいいのではないか?
  • 恋人・夫婦にセックスは必要なのか?

 

このようなことを考えたことはありませんか?

 

村田沙耶香さんの小説を読むと、当たり前だと思っていた価値観が崩壊すること間違いなしです。

 

これら3つのテーマについては、ランキングの紹介と併せて説明します。

 

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村田沙耶香おすすめ小説ランキング

それでは、今回の本題、村田沙耶香おすすめ小説ランキングの発表に移ります。

 

第5位から順に紹介します。

 

YouTubeで観たい方はこちら

【村田沙耶香】おすすめ小説ランキング※セッ〇スという言葉を使う場面がありますがご了承ください

第5位 信仰

まず、第5位は『信仰』です。

 

この作品は短編小説で、現実を信仰している女性が登場します。

 

現実を信仰するってどういう意味?

 

って思いますよね。笑

 

簡単に言うと、全く夢を見ることがなく「現実こそが正義である」という価値観をもっているということです。

 

物事を現実的に考えるということは、一見問題なさそうです。

 

しかし、この主人公の問題は自分の考を人に押し付けてしまうことです。

 

例えば、ブランド物を買う人には「原価いくら?それ、ぼったくりだよ!」と言ってしまいます。

 

これは周りの人が損をしてほしくないという彼女なりの親切心からです。

 

しかし周りからは「現実教」の信者のように見られていました。

 

このような主人公はある時、夢見がちな妹から

 

「お姉ちゃんの『現実』ってほとんどカルトだよね」

と言われてしまいます。

 

現実というのは正しいことではありますが、信じ過ぎるとカルト宗教と同様にみなされるということです。

 

この主人公は、「普通」の人たちと同様にブランド物を買って楽しめるようになりたいと願います。

 

そして、ついには現実以外のものに「洗脳」してもらうために、1回10万円の「天動説セラピー」に参加することになりました。

 

果たして、この主人公はちゃんと洗脳されて現実教から解放されるのか。

 

以上が『信仰』のあらすじです。

 

この作品も、普通ではない自分はみんなと同じになれるのかというテーマで描かれています。

 

もし、今まで一度も村田沙耶香さんの作品を読んだことがない方には、村田沙耶香入門としてはこの小説がオススメです。

 

ページ数も少なく、10~20分程度で読めてしまいます。

 

ただ、この作品はまだ単行本には収録されていません。

 

『信仰』が読めるのは『2019文学界2月号』限定なので、もし読みたいという方は、是非お買い求めください。私は発売直後に買いました!

 

文學界 2019年2月号

文學界 2019年2月号

新しい作品なので、村田沙耶香ファンの方でも『信仰』を読んでいないという方は多いです。

 

この作品を読めば、村田沙耶香ファンに、そして村田沙耶香通にもなることができます。

 

関連記事:村田沙耶香『信仰』内容紹介

 

第4位 殺人出産 / トリプル

第4位は殺人出産です。

 

この小説の世界では、10人子どもを産めば人を1人殺すことが許されています。

 

これは少子化対策として国がつくった制度です。

 

この設定メチャクチャ怖いですよね。笑

 

『殺人出産』のルールは次のとおりです。

 

  • 10人子どもを産めば人を1人殺してOK
  • 殺人出産する人を「産み人」と呼び、殺される人を「死に人」と呼ぶ
  • 「死に人」に選ばれた人は、1ヶ月後に全身麻酔をかけられ「産み人」に殺される
  • 男性も人工子宮により出産可能
  • 死産はノーカン

 

怖すぎですよね。

 

日本でも少子化対策として『殺人出産制度』が強行採決されないか心配です。笑

 

『殺人出産』は短編小説集で、この他にも3作品含まれています。

 

そして、そのうちの『トリプル』という作品がもの凄く面白いです。

 

みなさん、カップルと言えば何人ですか?

 

2人ですよね。現代は。笑

 

しかし、この作品では3人で付き合うことが一般的になっています!

 

そして、3人の恋人のことをカップルではなく『トリプル』と言います。

 

とことん常識を覆してきますよね。

 

この『トリプル』というのは、男×女×男でも女×男×女でもOKです。

 

この世界では、カップルの方が少数でトリプルの人たちからは不純なものとして見られています。

 

セックスの仕方もトリプルならではなので、興味のある方は是非!

 

この短編集は、すごく贅沢です。

 

村田沙耶香ファンは必読の1冊です!

 

第3位 消滅世界

 

第3位は『消滅世界』です。

 

この作品で消滅しているものは、次の2つです

 

  • 夫婦間のセックス
  • 既存の家族システム

 

夫婦間のセックス

この世界では、夫婦間でセックスをすること「近親相姦」であるとされています。

 

そのため、子どもは人工授精によって出産しなければなりません。

 

恋愛やセックスをする場合は、夫婦以外の人とすることが認められています。

 

つまり、「夫婦」と「恋愛・性」を切り離すという考え方です。

 

世の中には、奥さんや旦那には性的な魅力を感じないためセックスレスに陥っている夫婦は多いと言います。

 

しかし、決して性欲がなくなったわけではないはずです。

 

なので、どうしてもセックスがしたいという人は外に行って(中に連れ込む人もいます)発散することになります。

 

これが、不倫がなくならない理由の一つです。

 

『消滅世界』で村田沙耶香さんが提案しているのは、「夫婦とセックスを切り離してみてはいかがか?」ということです。

 

もし、夫婦お互いが了解しているのであれば、ある意味平和的な解決法だと思います。

 

  • 夫婦としての役割
  • 恋人としての役割
  • 性欲の発散

 

最近では、これら全てを結婚相手に求めることは、無理があるのではないかという考え方も広まっています。

 

既存の家族システム

『消滅世界』に出てくる実験都市では、既存の家族システムも消滅しています。

 

現代の子どもがいる家族の形態は、父1人・母1人・子どもが一般的です。

 

この価値観も村田沙耶香という作家はぶっ壊してしまいます。

 

サカキ
サカキ

え?

 

って思いますよね。笑

 

この実験都市システムは次のとおりです。

 

  • 男性も人工授精が可能
  • 年齢・性別に関わらず出産に協力すること
  • 全市民が一つの家族で子どもは共有財産
  • 子どもは「子どもちゃん」と呼ばれ、大人は「おかあさん」と呼ばれる(男性も)

 

なかなか、気味悪い世界ですよね。

 

虫がつくるコロニーに近いものを感じます。

 

もしかすると、これは近い将来の日本の未来かもしれません。

 

 

第2位 コンビニ人間

第2位は『コンビニ人間』です!

 

村田沙耶香さんは『コンビニ人間』で芥川賞を受賞しているため、読んではいなくても聞いたことがある人は多いと思います。

 

この作品の主人公は、「コンビニ」の店員として働くことが人生の柱となっている36歳の女性です。

 

この女性は、コンビニで働くこと以外では社会の部品として機能しません。

 

コンビニのシフトを中心とした生活を送っており、コンビニの店員をしている時は「普通」の人として働くことが出来ています。

 

彼女は、周りからの薦めで、就活をするために一度コンビニの店員を辞めることになりました。

 

すると、コンビニの店員という柱を失くした彼女は忽ち廃人になってしまいます。

 

食べたい時に食べ、寝たい時に寝て、起きたい時に起きるという生活です。

 

このままでは人間としての生活を送ることができないと気づいた彼女は、再びコンビニの店員へと戻るという話です。

 

「普通」の物語では、夢を叶えるまではコンビニで働き、叶ってからはコンビニを辞めるというものが一般的です。

 

しかし、この主人公は一度コンビニを辞めはするものの再びコンビニへと戻り、人間としての生活を取り戻します。

 

この小説を喜劇とみるか悲劇とみるかはあなた次第です!

関連記事:村田沙耶香『コンビニ人間』内容紹介

 

第1位 地球星人

村田沙耶香さんのおすすめ小説ランキング第1位は『地球星人』です!

 

『コンビニ人間』が第2位で

 

え?コンビニ人間が1位じゃないの!?

 

とビックリした方もいるかと思います。

 

『コンビニ人間』と『地球星人』のどっちが優れているというのはもちろんありません。

 

なので、完全に個人的な好みの問題ですが、私は『地球星人』の方が好きです。

 

そして、もし村田沙耶香さんの作品をまだ読んだことがなくて『コンビニ人間』と『地球星人』のどっちを先に読もうか迷っている方がいれば、私は『地球星人』を勧めます

 

人に勧めやすい理由の一つに『地球星人』の方が「異常さが分かりやすい」ことが挙げられます。

 

「地球星人」というのは、一般的な人のことを指します。

 

そして、『地球星人』ではない変わった人のことを「ポハピピンポボピア星人」と言います。

 

サカキ
サカキ

え?

 

ってなりますよね。笑

 

いきなり、村田沙耶香ワールド全開です!

 

ポハピピンポボピア星人というのは、地球星人の考え方に洗脳されきれなかった人です。

 

主人公は何とかして洗脳され、地球星人たちの中に馴染んで普通に生きていきたいと願っています。

 

これは第5位で紹介した現実をカルト的に信じている『信仰』の主人公にも通じることですね。

 

村田沙耶香さんの作品には、普通の人に紛れて生きていきたいのに、上手く馴染めずに葛藤する人たちが登場します。

 

作品を読んで「村田沙耶香はクレイジーだ」と思う人と「わ、分かるかも、、、」と共感する人に分かれるはずです。

 

ちなみに私は村田沙耶香さんの主人公に結構共感してしまいます。笑

 

「地球星人」よりも「ポハピピンポボピア星人」よりです。

 

みなさんは、どちらでしょうか?

 

関連記事:村田沙耶香『地球星人』内容紹介

 

 

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村田沙耶香おすすめ小説ランキングまとめ

今回紹介した村田沙耶香さんのおすすめ小説ランキングを以下にまとめます。

 

▼第1位 地球星人

▼ 第2位 コンビニ人間

 

▼第3位 消滅世界

▼第4位 殺人出産/トリプル

▼第5位 信仰

文學界 2019年2月号

文學界 2019年2月号

 

これらの小説は、村田沙耶香さんの作品の中でも特にオススメできるものです。

 

まずは、この中の1冊を手にとってみてください。

 

気づいた時にはあなたも「ポハピピンポボピア星人」になっているかもしれません。

 

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