【要約】苫米地英人『人はなぜ、宗教にハマるのか?』

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【要約】苫米地英人『人はなぜ、宗教にハマるのか?』

 

 

サカキ
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今回は、脳科学者である苫米地英人さんの『人はなぜ、宗教にハマるのか?』という本の内容を紹介します!

 

本書の著者である苫米地さんをオウム真理教の信者の洗脳を解いたことでご存知の方もいらっしゃるかと思います。

 

私を含めて、みなさんの中には特定の宗教を信仰しない無宗教の方も結構多いのではないでしょうか。

 

それでも、誰もが1度は神頼みをしたことがあると思います。

 

また、根強いファンを抱えているスピリチュアルや占いもある意味信仰の一つと言えます。

 

では、なぜ人は信仰を持つのか、その理由は以下の3つです。

  1. 完全なものに対する憧れ
  2. シャーマニズムによる後押し
  3. 死の恐怖

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完全なものに対する憧れ

 

まずは、完全なものに対する憧れについて説明します。

 

当たり前ですが、ヒトは不完全な生き物です。

 

未来の出来事を知ることもできませんし、自分が選んだ選択が望み通りの結果になるのかどうかを知ることもできません。

 

ヒトは、大規模な災害に見舞われたり、最愛の人と死に別れる経験を通して、自分の無力さを痛感します。

 

こういった経験を通して、完全なものを求める人が出てくるということです。

 

このような人は、不完全である自分とは異なる「完全なもの」があるに違いないと考えるようになります。

 

例えば、「人の心を読むことができればいいのに」とか「未来が予知できればいいのに」などのように考えることがまさにそれです。

 

そして、ついには「宇宙をつくった人がいるのではないか」というところに行き着きます。

 

つまり、不完全であるヒトが絶対神のような神をつくりあげてきた思想の始まりは、完全なものに対する憧れということです。

 

そして、完全なものへの信仰を強め、ヒトがそれに近づくために様々な儀式を生み出していきます。

シャーマニズムによる後押し

続いて、ヒトが信仰を持つ理由2つ目のシャーマニズムによる後押しについて説明します。

 

シャーマニズムというのは、シャーマンである巫女や祈祷師の能力によって成り立つ信仰です。

 

マンガのシャーマンキングのシャーマンもここから来ています。

 

 

シャーマンは、精霊と交信することができ、日本では邪馬台国の卑弥呼がこれを行っていました。

 

シャーマニズムは、自然崇拝や精霊崇拝を伴うケースがほとんどであり、その基本を祖先崇拝においています。

 

祖先がいたから自分は存在できていると考えるヒトの性質を利用し、死んだ祖先を信仰の対象にするということです。

 

シャーマニズムでは、巫女や祈祷師が精霊と交信し、お祈りをすることで、雨を降らせたり、災害を予知したりします。

 

すると、集団に属する人々は、不完全である自分たちではどうにもできない問題を解決してくれる存在として、巫女や祈祷師を崇めるというわけです。

 

人々の祖先を敬う性質とシャーマンが持つ特殊能力が合わさって、一つの宗教システムが出来上がります。

 

シャーマニズムにおいても、不完全であるヒトが巫女という完全に近いものを求めようとすることで、信仰心を強化するというわけです。

死へ恐怖

ヒトが信仰を持つ理由3つ目の死へ恐怖について説明します。

 

不完全であるヒトは、未来と過去のすべてを知ることはできません。

 

私たちが知ることができるのは、生まれてから死ぬまでの出来事だけです。

 

また、自分がいつ生まれるのかも知りえませんし、いつ死ぬのかも分かりません。

 

このことから、ヒトが不完全であることを決定づけているのは「生と死」であることが分かります。

 

自分が生まれる前のことや死んだ後のことなど自分の分からない世界に対して、説明を求めることは自然なことです。

 

そして、未知の世界の謎を解き明かしてくれる存在として神を求めるようになります。

 

また、「死」というのは、脳に刻まれている根源的な恐怖であり、死に恐怖を感じているのは、ほとんどの生物に共通していることだと言います。

 

その理由は、もし、死を恐れない生物がいるとすれば、大喜びで死に絶えて、とっくの昔に絶滅しているからです。

 

ヒトは、通常、具体的な死に直面するまでは、死について考えないようにつくられています。

 

それは、常に死の恐怖につきまとわれていると、食料を確保し子孫を増やすという生物としての営みができなくなってしまうからです。

 

しかし、どんなに健康的なヒトでも、家族や友人の死、あるいは自分が大きな病気を患った時には、死の恐怖に囚われてしまいます。

 

その恐怖心をやわらげるために、ヒトはあるものを求めるようになります。

 

そのあるものとは、「何らかのストーリー」です。

 

その「ストーリー」というのが、不完全であるヒトが絶対に体験しようのない死後の世界に対する物語になります。

 

宗教が持つストーリーは全てこれに当てはまり、この物語をつくるのが1番上手い人が教祖として人々に信仰されるということです。

 

今回説明した、ヒトが信仰心を持つ理由の3つは独立しているわけではなく、それぞれが絡み合って、人々の信仰を根付かせています。

 

つまり、ヒトは、不完全であるがゆえに抱く未知への憧れと不安によって信仰を持つということです。

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